１６３、決意 ページ2
フッと目を開けると、カズがベッドサイドに座っている。
私が目覚めたのにすぐに気がついて
カズ「どう？気分は。大丈夫そう？」
心配そうに聞いてきた。
A「…うん。来る前と比べたらかなり楽になった」
病院で見てもらって安心したのもあるのかもしれないけど、本当に家にいたときとは比べ物にないぐらい痛みも落ち着きも取り戻していた。
A「…イチカは？」
近くにいなかったので聞いてみると
カズ「今、買い物に行ってる。先生に言われて、いろいろ必要だって」
A「…そっか。ありがとう。二宮くんも。せっかくのお休み…なのに」
カズ「そんなの全然でしょ…。心配だったし…」
しばらくぶりに見た優しい笑顔で首を横に振る。
この笑顔…やっぱり好きだな。
それから、まだ心配してもらえるんだって思うと、胸がぎゅっとなった。
同時に決意が生まれる。
A「私のかばん、ある？」
かばんを取ってもらい、サイドポケットから目的のモノを出す。
ぎゅっと握り締めて、話を始めた。
A「こんな状態でごめんね…私ね、元彼とはちゃんとさよなら、したよ？二宮くんに…」
カズ「A、今その話はいいから」
A「ううん。ちゃんと話をさせて？こういう状況で…こんな話して、ごめんね」
一息ついてゆっくりゆっくり話を続けた。
A「二宮くんに言われた日、ちゃんと『さよなら』した。最後だからって言われて抱きしめられたけど、もう二度と、会わないってなったら、いろいろ思い出しちゃって。センチメンタルになっちゃったかな。
それで、電話も二宮くんの家にいくことも、できなかった。でもそれ以来、連絡してないし会ってもない」
また、息を吐く。
それから、あの辛い日々が始まったんだ。
思い出すだけで涙が出そうだけど、それは我慢。
A「二宮くんにあんなこといわれてビックリした。もともと3年前に別れてるし、また海外行くっていってたから、もう一生会うこともなくなったのに、どうしてってずっと思ってた。
だから、『話したい』って、しつこかったよね。ごめんね」
二宮くんが首を振った。
彼がぼやけて見える。
目を閉じると一筋涙がこぼれた。
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あい(プロフ) - みやわんこさん» みやわんこさん、糞…(笑)でもね、一応ちゃんと改心したってことで。智くんグッジョブです！無事28日の雑誌祭りは超えました。タワーは私もしっかりできてます(笑)4月の雑誌…恐ろしや〜 (2018年3月31日 6時) (
レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 黒衣さん» 黒衣さん、呪い(笑)あやかしにかけてもらおうかしら？(笑)あと、鍵ね。あーこれ完全に不法侵入。主人公ちゃん起きてたらヤバイなって感じで更新してました(笑)ま、結果よかったんだけどね。 (2018年3月31日 6時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
みやわんこ(プロフ) - おまけ更新ありがとうございます！腐ってた時のニノちゃん、あの事件からの気持ちの移り変わりが知れてよかったです。しかし、サラは糞だねー。智クンの言葉が響きました。新作も楽しみにしてます！雑誌祭りは28日と4月初旬が山場ですね。雑誌タワーが出来上がってますw (2018年3月25日 7時) (レス) id: 3a340f3c2f (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - おまけ、ありがとうです！(*'ω'*) やっぱりあの女には私が呪いをかけておきましょう…フフフ(こら) あの時どんな気持だったのか、知れて良かった〜！鍵を返してなくて本当に良かった！遠回りした分イチャって欲しい！そしてパン！超嬉しい！私も買いたい！(こら) (2018年3月24日 20時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - みやわんこさん» みやわんこさん、ありがとうございます。無事に落ち着くところに収まりました（ほっ）小さなごたごたはあるかもしれないけど、二人の絆は強くなったんじゃないかな〜。ハンバーグニノちゃんに続き、雑誌も続々ですよ。とっ散らかり続けますよ〜（笑＆涙） (2018年3月24日 4時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい
| 作成日時：2018年2月10日 6時
