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『ほら、お腹のお肉つまめるもん!』





むに、と自分で自分のお腹をつまんで見せる。
なにこれ、やってて悲しくなってきたんだけど……?





村「こんなんつまめるうちに入らんわ!」


渋「おま、これはただの皮やろ、笑」





私がつまんでるのを見て、みんなが私のお腹を触ってくる。

あぁ、
私には "むにむに" という柔らかいお肉の効果音が聞こえます……





横「とにかく、ダイエットなんてやめや」


『なんでそんなに嫌がるん……自分たちがするわけでもないし』


村「あんなぁ、自分覚えてないんか?」


『……え、』


渋「A、昔 "ダイエットする" 言うて、飯食わんで運動ばっかして倒れたやろ?」


『……あー、そんなこともありましたねぇ……』





徐々に小さくなっていく自分の声。
身に覚えがありすぎて気まずいです。

確か私が女優としてデビューした直後のこと、
スタイルを少しでも良くしようと身体を絞るため、過度なダイエットをした記憶が。





『いや、でも結果的にあれで痩せたし……』


横「倒れるまで無理するのが良いダイエットとは思えへんのやけど?」


『そ、れは……』


村「俺らはな、Aのこと心配しとるからこそ言うてんねん」


渋「分かったらダイエットなんてアホなことやめとき」


『……はい』





結局、折れたのは私の方でした。
3人がかりで説得されたら勝ち目なんてないに決まってるんだよ……





横「ほら、ダイエットやめるんならチョコ食べてもええやろ」


村「そや、4人で最近出来た飯屋行かへん?」


渋「あー、あそこな。酒も美味いって噂聞いたで」






.






『もしかして私が太ったのって3人に甘やかされてるからじゃ……』


『あっ、ちょっとみんなして目逸らさないでよ!』




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ミッキーナ - 残りわずかラストワンいくぞ (2022年4月21日 20時) (レス) @page2 id: a7073e1cbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あじま | 作成日時:2022年2月16日 10時

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