○ ページ13
*
十四松から貰った100円を見て犬と共にシェーをしながら、
目を見開いて大丈夫なのかと心配していた。
｢一回だけね？折角だから！｣
｢心が広すぎるザンス〜！｣
｢あはは…！｣
イヤミからまた褒められた十四松は照れながら頭を掻いた。
ｰｰｰｰｰｰ
そして、次に訪れたのはパチンコ屋だった。
｢はい、これ…｣
｢おっ、悪いザンス悪いザンス〜｣
｢まあまあ｣
一松が渡してきた1000円にイヤミは嬉しそうにしつつも、
表面で罪悪感を感じながら言うが、
一松は手を横に振るだけだった。
｢うっひょ〜！チミは優しい人！｣
｢………｣
イヤミに褒められ、照れた一松は頬を掻いていた。
ｰｰｰｰｰｰ
あっという間に夜になった八人は銭湯で身体を流しに。
｢皆さーん！彼らを紹介させてちょ！ここにおわします七つ子様こそ！
この世の救世主！ミーの命を救ってくれた神の七つ子！
拝むザンス！拝むザンスー！｣
年配の男性が髪や身体を洗っている中、
イヤミが大声で七つ子を褒めまくっており、
風呂の中に入っている七つ子は嬉しそうにしていた。
ｰｰｰｰｰｰ
｢シェー！絶対神のお通りザンス！眩しいザンスよー！｣
イヤミが七人と自分のを合わせた桶やシャンプー類を持って、
町の人に注目させながら讃えるように言い、
まんざらでもない七つ子は胸を張って歩いていた。
ｰｰｰｰｰｰ
｢はー…お布団あったかい…生きてて良かった…。ミー幸せ…｣
結局彼らはイヤミを泊めることにして、
左からおそ松、ハイ松、チョロ松、トド松、イヤミ、
十四松、カラ松、一松の順番で布団に入っていた。
一つの布団に八人はかなり狭そうに見えるが…。
｢なあ、イヤミ｣
｢ん？｣
トド松に話し掛けられたイヤミは彼の方に視線を向ける。
｢ずっと、ここにいていいからね？｣
｢っ！？そ、そんな…！｣
｢良いんだって！気にしないで。僕達に任せといてよ｣
イヤミはトド松の言葉に驚きを隠せず起き上がるが、
トド松からは優しい言葉を貰った。
｢ち、チミ達…。ミーはもう一生チミ達に着いていくザンス！
そして、いつか必ず…恩返しを…。ぐ…っ、ぅ…っ！｣
｢あっはは！馬鹿野郎｣
涙を流しながら必死にお礼を言うイヤミにトド松は笑いながら叩く。
｢なんだろう。今日はよく寝れる気がするんだよね｣
｢うん！｣
『｢｢｢｢うん｣｣｣｣｣』
チョロ松の言葉に六人は同意をする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ランド(プロフ) - 返事が返ってきて良かったです！大丈夫ですよ！また読めるのがすごく嬉しいです！楽しみに待っています😆 (9月1日 21時) (
レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます…！ここ数ヶ月更新停止して申し訳ありませんでした…😭また近いうちに更新いたしますので、見ていただけたらとても嬉しいです。見てくれてありがとうございます🙇♀️ (8月25日 14時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - ランドさん» ランドさん、更新停止になってて本当にごめんなさい😭諸々事情があって更新ができませんでした…本当にごめんなさい…また近い内に新しく更新するので見ていただけたら幸いです🙇♂️よろしくお願いします (8月25日 14時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - ずっと前から好きでした！終わっちゃったんですかね？😭😭もし良ければずっと待ってるので……もし良ければまた続き書いてくれたら嬉しいです😭😭 (6月26日 1時) (レス) id: 0a061c94bd (このIDを非表示/違反報告)
ランド(プロフ) - 終わりと言うことはもう見れないと言うことですか？😭楽しみにしていたのですごく悲しいです。いつまでも待っています。お身体などに気おつけてください。 (2023年4月25日 19時) (レス) id: fd6767c807 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びた一 x他1人 | 作成日時：2022年11月4日 1時
