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○灯油 ページ7

*



吹雪が舞うある夜のことだった。

ストーブで部屋を暖かくし、こたつの中で漫画を読みながらみかんを食べるおそ松。



「あんがと」



そんなおそ松にお茶を渡すトド松はおそ松からお礼を貰う。
ハイ松もこたつでぬくぬくとしながらぶ厚めの小説を黙読している。

一方でこたつから出て[自意識との付き合い方]という本を読むチョロ松と
近くで猫じゃらしを揺らす一松、そしてサングラスを磨くカラ松。
そんな六人の近くには大きな服の塊があった。

おそ松のお茶を啜る音が響いた3秒後のこと。



─ピピッ、ピピッ、ピピッ



六人はストーブから聞こえる音を耳にして視線を向ける。



─ピッ



ストーブから出た音は止まって、やがてストーブから出てきた熱気は無くなった。
ここからでも分かる通り、ストーブの灯油が切れたのだ。

一松はチョロ松を見るとチョロ松はすぐに本を目に移す。
おそ松はトド松に目を移すとトド松は慌てて、
おそ松の持っていた湯のみを奪ってポットからお湯を入れた。

トド松が湯のみを置いてハイ松を見る。
ハイ松は本を黙読していて右手を挙げて横に振っていた。



「………」



少し戸惑ったカラ松が五人を見る。



『「「「「…………」」」」』



五人は真顔でカラ松を見て、カラ松は気まずそうにサングラスをかけた。





─ストーブが切れて数分が経つ。

寒さを感じたチョロ松は本を閉じてハイ松の隣に座る。



「………」



それを見たカラ松が立ち上がってこたつに入ろうとする。

…が。



「………」



「っ!?」



一松が入らせるものかと言わんばかりにこたつに入り、
入ろうとしたカラ松は驚いた様子で一松を見る。
一松は振り返ってカラ松に視線を向け、
先程と同じような真顔で無言の圧を送っていた。

カラ松は引き下がってチョロ松の所へ行く。



「………」



チョロ松も一松と同じように真顔でカラ松を見てきたので、
カラ松は引き下がってハイ松の所へ行く。



『………』



ハイ松も二人と同様に真顔でカラ松を見てきたので、
カラ松はまたまた引き下がっておそ松の所へ行く。



「………」



ここも三人と同じように真顔でカラ松を見て、
最後の綱であるトド松の所へと足を運ぶ。



「………」



当たり前だがトド松も真顔かつ無言でカラ松を見ている。



「っ、え…!?」



引き下がるかと思いきやカラ松は無言でトド松の隣に座り、
トド松の戸惑いの声も無視して無理矢理こたつに入ってサングラスを外す。

○→←○



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びたー(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます。おそ松さんハマって自分のことのように嬉しいです😊この作品を読んでくれてとても嬉しく思います!ありがとうございます🙇亀更新ですが、これからも頑張っていきます。よろしくお願い致します🙏 (2022年9月24日 21時) (レス) id: 8be8dbacef (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 最近おそ松さんにまたハマり始めて占いツクールを適当に漁ってたんですが良作にあえて一気に見ちゃいました。これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2022年9月24日 18時) (レス) id: cd9fc5524f (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» コメントありがとうございます😊はい…!遂に続編来ちゃいました!これからもよろしくお願いします🙏 (2022年9月23日 16時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - もう続編か...!! (2022年9月23日 15時) (レス) @page49 id: a3e7c7059c (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» 感情的になって言葉を崩してしまうハイ松くんを書いて不安でしたが、衝撃を与えてくれて気恥ずかしいです😌💞ありがとうございます😊 (2022年9月22日 13時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年9月14日 21時

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