○ダヨーン族 ページ15
*
「ふっざけんなよ十四松のやつ…。なんで僕を指名したんだよ…。
しかもうちに灯油無かったし…。
もー、ガソリンスタンドって何処だっけ…」
チョロ松は灯油タンクと一万円札を持って、
一つの居酒屋が目に入った。
大層賑わっているようで中は楽しそうな雰囲気が伝わってきた。
ーーーー
「ふっざけんなよチョロ松…。
灯油買うのにどんだけ時間掛かって…」
チョロ松が中々帰って来ないということで、
おそ松が文句を言いながら迎えに行こうとすると、
彼と同じように居酒屋が目に入った。
「あ…」
その居酒屋からチョロ松の声が微かに聞こえてきたのだった。
ーーーー
「Cold!Oh、Cold!」
おそ松とチョロ松が中々戻って来ないので、
今度はカラ松が外に出て探しに行き、とても寒そうにしているが、
一つの居酒屋が目に入る。
その居酒屋にはおそ松とチョロ松の声が聞こえてきたのだ。
ーーーー
「おーあべあー!灯油はーー!?!?
はー!ねー灯油!!灯油!」
「お、落ち着け…!今クソ松のやつが!」
『落ち着いて!!今度は僕が行くから…』
一方、家に取り残された四人はというと…。
中々戻って来ない三人に十四松が暴れ出して
一松とハイ松が落ち着かせようとするが
十四松には聞こえていないのか一松に体当たりをしてきた。
『一松うううう!!!!!!』
襖が壊れ、ハイ松は慌てて一松に駆け寄った。
「あーーーー!!!!」
トド松は頭を抱えて泣き叫んでいた。
ーーーー
─一方その頃…。
「ぷはぁ!あったまるぅ!」
「はぁ…身体がポカポカするな…」
「寒さに凍えながら弟達を家に置き去りにして飲む酒はサイコー!!!」
「「「あっははは!!!」」」
なんと、行方を眩ませていたおそ松、カラ松、チョロ松の三人は、
家にいる残りの四人を置いて居酒屋で酒を飲んでいたのだ。
プラスで灯油を入れに行くためのお金は居酒屋で消えていく。
かなり外道である。
三人は思い切り笑った後、酔いのせいか一斉に眠ってしまった。
そんな居酒屋には三人だけでなく、ダヨーンも潰れていたのだった。
ーーーー
「おうおうおうおうおう!さむーーーい!!!!」
「か、っ、はっ…」
寒さに耐え切れない十四松は一松の首を締めていた。
『十四松!一松死ぬから!!本当に死ぬから!!!!
一松死んじゃうからああああああ!!!!!!!』
「あーーーーーーっ!!!!」
35人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びたー(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます。おそ松さんハマって自分のことのように嬉しいです😊この作品を読んでくれてとても嬉しく思います!ありがとうございます🙇亀更新ですが、これからも頑張っていきます。よろしくお願い致します🙏 (2022年9月24日 21時) (レス) id: 8be8dbacef (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 最近おそ松さんにまたハマり始めて占いツクールを適当に漁ってたんですが良作にあえて一気に見ちゃいました。これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2022年9月24日 18時) (レス) id: cd9fc5524f (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» コメントありがとうございます😊はい…!遂に続編来ちゃいました!これからもよろしくお願いします🙏 (2022年9月23日 16時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - もう続編か...!! (2022年9月23日 15時) (レス) @page49 id: a3e7c7059c (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» 感情的になって言葉を崩してしまうハイ松くんを書いて不安でしたが、衝撃を与えてくれて気恥ずかしいです😌💞ありがとうございます😊 (2022年9月22日 13時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年9月14日 21時