イケメンにストーカーされて困っています【名前変換オリジナル】

ストーカー23日目 ページ23

「なんか、ずるいです。」






「え、何が？」







「……不意打ちで言ってくるところが、です」








そう言うと、咲久は笑って








「それ、Aちゃんが言う？」







と言ってきた






何のことか分からない……






頭にハテナを浮かべていると、







「だって、さっきのAちゃんのかっこいい発言の方がよっぽど不意打ちだったよ？
今までそんなこと一言も言ってなかったし」






……まぁ、確かに






思ってはいたけど口に出したのは初めてだったかも







「でも、本当に思ってたことだし…」








「それ、そういうのを不意打ちって言うんだよ？
僕は君のストーカーなんだから、Aちゃんに褒められると生きた心地がしないくらい嬉しい」







うーん……そういうものなのか…








「じゃあ、慣れてもらうためにこれからたくさん言います」









何の気なしに言った言葉だったけど、咲久は深いため息をついた







「ねえ、分かってる？今のAちゃんの言ったこと」







？







「これからってことは、これからも僕と一緒にいてくれるってこと、そしてその時に僕に愛のセリフを言ってくれるってことだよ？」








「……愛のセリフじゃないです！！」







「ふふ、だめだよ。
僕にはAちゃんと話した一つ一つの言葉が愛の告白に聞こえるんだから」







え……それはどうなの？







「……かなり都合のいい脳をお持ちなんですね」







「罵られても、僕は嬉しいとしか思わないからね？」

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