68 ヨークシンシティ ページ23
レオリオがねぎってくれた携帯の袋を提げてカフェに入る。ひとはまばらで、テラスにある4人席へうつる。こんなに気持ちいい日は外で食べるに限る。
「えっキルアとAってまだ付き合ってるのか？」
「そうなんだよオレもビックリ」
「どういう意味だよ！！？？」
キルアがキレた。パフェをすくっていたスプーンの柄でテーブルを叩く。レオリオと口喧嘩している隙にこっそり、キルアのたのんだイチゴ味をもらう。わたしはチョコバナナにした。
「すぐ別れるかと思ってた……」
「別れねーよ！オレらは永遠にイチャイチャのラブラブだっつーの！！」
ダーリン声がおおきいぞ。「オレの食ったろ！」ってわたしのを2口3口すくっていく。やんのかコラ。
「まあ、こう見えて気も合うし……とくに身体とか」
「それ以上いったら本気で刺すからな」
「やだなぁ冗談じゃん」
キルアがわたしの手の甲にフォークの先を突きつけていた。陽光でキラーンと光るから雰囲気たっぷりだ。天空闘技場のベッドで夢中になっていたのはどこの誰だよ。わたしより盛り上がっていたし。ツンデレって難しいなあ。その分かわいいけど。
「会えて嬉しいよ、レオリオ」
ヒジでつついてやると「おう」ってむず痒そうにうなずいた。カフェを出たあとはゴンとキルア、それからわたしとレオリオで別行動をすることになった。
*
デパートを回っていると、レオリオがふいに上着を脱ぎだした。なんだろう。彼は自分のスーツをわたしのお尻にかぶせると「血がついてる」って小声で教えてくれた。そんな格好で今まで歩きまわっていたと思うと、一気に顔があつくなる。
「……レオリオのスーツが汚れちゃうよ」
「バカ。んなの気にするな。薬局いってこい。小銭もってるか？」
「うん……」
「ここで待っててやるから安心しろ」
どうしてわたしが欲しい言葉をくれるんだろう。ゴンとキルアとずっと行動を共にしていて、なんとなく生理用品を買いづらくて後に回していたのを後悔する。
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有希(プロフ) - mayaさん» いやほんとそれな…！！イル兄は他のどんな作品にもいない魅力的なキャラをしてるから一生バッキュンされてるわ…これからも出来る限り出演していってもらいたいね…！ (2021年7月10日 5時) (
レス) id: 67c2a31e1e (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - 表現というか、もはや思ったこと馬鹿正直にぶちまけちゃってるね！強引、配慮がない、しつこいの全てがつまってるイルミに一生バッキュンされてる…… (2021年7月4日 14時) (レス) id: 8486f071d9 (このIDを非表示/違反報告)
有希(プロフ) - mayaさん» あのシーン個人的にめちゃくちゃ好きなのでmayaちゃんにギュンしてもらえて嬉しい笑笑 イル兄に甘くて優しいセリフとか言わせたくなくて、それイル兄じゃないし、ああいうぶっとんだ表現をしてくるのがイル兄だろ（偏見）！っていう私の性癖が爆発してたね！ (2021年7月4日 8時) (レス) id: 67c2a31e1e (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - ん’’ん’’！！イルミさんにギュンです…あんなことを言わせるなんて……有希ちゃん強者…！！ (2021年7月3日 16時) (レス) id: 8486f071d9 (このIDを非表示/違反報告)
有希(プロフ) - 名前さんさん» いつもコメントしてくださいよォォォッ！！（血涙）嘘です。今回もらえただけでとても嬉しいですありがとうございます！そんな風に本作のことを言ってもらえると励みになります。どうぞ完結まで末永くよろしくお願いします！ (2021年6月12日 8時) (レス) id: 67c2a31e1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有希
| 作成日時：2021年4月9日 18時
