111 ヒソカと再会 ページ18
ゴレイヌさんが振り向いたところでキルアはわたしの口を覆った。窒息させる勢いだった。彼女に対する扱いではない。
「マセガキども、いつの間にそんなところまで行ってたんだわさ！？」
そんなところって、まあ、あんなところやこんなところまで。ヒソカの裸に夢中だったビスケが突っこんでくる。キルアが沸騰しそうだからやめてあげてほしい。
*
それから少年少女と変態とゴレイヌさんの珍道中が始まった。ヒソカが端正な顔にハデな化粧をほどこし、髪の毛をいつもみたいにセットしてから「お待たせ♤」とやってきた。もうちょっと素のヒソカを見てたかったな。道幅とメンバーの関係でわたしがヒソカの横を歩くことになると「久しぶりA♡」と、思っていたより好印象な挨拶をされた。ゴレイヌさんはわたしたちの会話が気になるのかソワソワしていた。
「ヒソカはヨークシンを出たあと、ここ来るまで何してたの？」
「気になる？」
「いや特には……ところで、さ。必殺技について相談したいんだけど。ヒソカみたいに汎用性あるやつがいいんだ。防御も攻撃も同時にできるやつ」
「なんでボクに聞くの？」
「わたしの周りで1番強いひとだから」
「気分がいいね♡だけどそれは自分で考えな◇」
「けちんぼ」
「ふふ……ハンターになる人間は我が強いから、能力を他人に決めてもらうなんて絶対にしないのに♤Aはほんとにハンター向いてないね◇」ってヒソカはなぜか嬉しそうに言う。
「あぁ……早くAとしたいなぁ♡」
「え？まさかセッ」
「戦闘♡」
「ボクって幼女趣味あるような変態に見える？」って首をかしげられた。
アンタの友達に言われたんだから可能性はあるだろ。類は友を呼ぶって言葉があってだな。
「ヒソカのタイプってさぁ、どんなひと？」
「Aみたいなひと♡」
「はいダウト」
「うん、冗談さ◇」
相変わらず掴みどころのない男だね。こう話していてもわたしは常にヒソカに神経を張り巡らせていて、片時も油断ができない。「今はまだ何もしないよ♤」って言うけど、何度かアンタに殺されかけてるからな？
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ちーちゃん - わざわざお返事ありがとうございます！完結まで楽しみにしています！ (2021年11月14日 17時) (
レス) @page49 id: efb35b509b (このIDを非表示/違反報告)
有希(プロフ) - ちーちゃんさん» ちーちゃん、コメントありがとうございます！最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります！次章もよろしくお願いします！ (2021年11月14日 16時) (レス) id: d83879ced4 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - 更新嬉しいです！また頑張ってください！ (2021年11月10日 15時) (レス) @page9 id: efb35b509b (このIDを非表示/違反報告)
有希(プロフ) - yuriori12911さん» コメントありがとうございます。いろいろ確認したところ途中から自動変換機能が外れてしまっていたみたいです何故か。すみません。直しましたのでご報告させていただきます。ご連絡ありがとうございました。 (2021年11月10日 7時) (レス) id: d83879ced4 (このIDを非表示/違反報告)
有希(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» いろいろ確認したところ途中から自動変換機能が外れてしまっていたみたいです何故か。すみません。直しましたのでご報告させていただきます。早とちりして申し訳ありませんでした。 (2021年11月10日 7時) (レス) id: d83879ced4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有希
| 作成日時：2021年7月16日 18時
