” ステインside ページ21
ステインside
…俺は今、ショータと待ち合わせした場所の近くの路地裏に身を潜めている。流石にこの格好で駅前にでたら通報されるしな。
…ショータが待っているのが見えるが行くこともできない。
ショータに気づいてもらうために遠くから手を振ってみたりもしたが、一切こちらに気づかない。困ったものだな…
…ん？誰かがショータに話しかけている？知り合い…ではなさそうだな。若い男三人組でショータを囲むようにして話しかけている。…ナンパ、だろうか。
…今すぐにでも助けに行ってやりたいのだが…いっそのことこちらに来て…来て？こっちに来る！
ショータの腕を掴んだ男たちがこちらに向かってきている。恐らく路地裏に連れて行き、乱暴するつもりなのだろう。
…みっともないことしやがって…
…男たちに見つからないよう、路地の奥、光の入らないところで気配を消し、様子を伺う。
今すぐ助けるのもいいが、ここはショータがどんな行動をとるのか、見ておこうと思う。
…こんなやつに倒されるやつではないとは思うが…コレであっさり負かされる様だったら…俺が、俺の手でショータを、粛清する。彼の信念は俺が思っていたより、強くなかったとみなして…
男「うっせーな。黙ってろ！」
1人の男がショータに殴りかかる。肌を硬くさせる個性だろうか、鋭く尖った自身の腕を振り回す。が、当たらない。
男は驚いていたがショータは、あの時の青い眼で、蔑む様な目で、男等を見つめていた。…それからの戦いは、一瞬で終わった。
男等の行動を読んだかのように軽々と攻撃を避け、自分は一切の無駄の動きをせずに、人間の急所、頭を狙い、1発で仕留めていった。
まるで、踊り子の舞のように美しく、可憐で煌びやかな動きに俺は…魅入ってしまった。この世にこれほど美しい人間は、ショータしかいない。そう感じられる程だった。
俺は呆気を取られてしまい、しばらく声を掛けなかった。するとショータは俺に気づき、
ショータ「いや、ステイン何してんですか。」
呆れたようにそう言うと、俺の近くに寄ってきた。
…俺はこいつを、こいつの信念を甘く見てたのかも知れない。
誰よりも美しいこいつは、きっとこれから…
，
この、狂った社会を正しく変えてくれるだろう。
終わり←ナンパよくない
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伊月 - イブさん» ありがとうございます！可愛い男の子っていいですよねぇ、これからも主人公君を可愛くしていきたいです！ (2017年10月14日 8時) (
レス) id: 057ad39e28 (このIDを非表示/違反報告)
イブ(プロフ) - 主人公君かわいい！！これからも頑張って下さい (2017年10月13日 22時) (レス) id: 3dc5bf50bb (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 翔也さん» ありがとうございます！これからも更新を頑張っていきます！ (2017年10月13日 7時) (レス) id: 057ad39e28 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張って下さい！ (2017年10月12日 22時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊月 | 作成日時：2017年10月12日 19時
