ドＳ先生と純粋な俺〔 ym × in 〕

意識２９ ページ29

有岡Side

おいおいおい。

あれは幻か。

いつもは来ない俺らのフロアに

だいちゃ〜んなんて呑気に手を降ってる

いのちゃんの姿。

絶対に自分の立場分かってないよね。

いのちゃんの手を引っ張りながら

急いで教室へ入った。


「ちょっと、！？だいちゃんなにするの…！？」

「あんまりおっきな声出さないで？？みんな見るから…」

「ほぇ、？」


説明しておくと…。

髪を切ったり

染めたりして可愛くなったいのちゃん。

そのせいで周りの目がみんなハートなの。

髪切る前からも保健室のイケメンとか

言われて話題になってたのに…。

ああああぁあぁぁ。

大変なことになるぞ、これは。

切れって言った本人俺だけどさ←

とりあえずいのちゃんの席に座らせた。


「いーい？いのちゃん。話しかけられても全部ムシするんだからね？？」

「な、なんで？？なんでムシしなきゃいけないの？可哀想だよ…」

「あぁ〜もうそういう感情は捨ててください((いのちゃんのためだから！！」

「だいちゃん、なんか変だよ…？熱でもあるんじゃない？？」


熱なんかねーよ！！！？？？

やばいやばいー。

みんなの視線がどんどんこちらに。

廊下もなんかザワザワ言ってるし…。

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