ドＳ先生と純粋な俺〔 ym × in 〕

保健室１ ページ1

伊野尾Side

俺は平成高校に通う高校一年生。

一ヶ月前になったばかりで…。

昔から病弱な俺は中学の時から保健室通い。

好きでこんなことしてるんじゃない。

小学校も、中学校も

みんなと同じに授業を受けたかった。

運動もしたかった。

普通に…生活がしたかった、


高校生になってもこんな生活が続くなら

行かなくてもいいんじゃないか。

だけど…親がこれからのため、

と言いムリヤリ受験をさせられた。

というか、体はそこまで悪くない。

中学の時は、咳のせいで

みんなに迷惑をかけるからと言って

保健室に行ってたけど…。

今は薬も飲んでる。

だから咳は出ない。

だけど…あまり人と接してこなかった俺は

友達を作ることに不安をいだき

高校も保健室にいることを望んだ。


そして…今日も保健室へと向かう。


『ガラッ』


重いドアを開ける。


「お、いのお！！おはよ〜」

「おはよー」


挨拶をしてくれたのは

保健室の先生、山田涼介…せんせー。

ここだけの話。

俺はこの先生を気になってる。

とにかくかっこよくて…。

あった瞬間に心臓がはねた。


「今日はちゃんと朝ごはん食ってきたか？」

「時間なくて食べてこなかったや、」

「昨日食べてこいって言ったろー？つったく、。ほら、これは飲めよ？？」


しぶしぶ冷蔵庫から出したのはコーヒー牛乳。

俺が前に好きって言ってから

冷蔵庫に買い溜めしてくれてる。

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