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パイセン《10》 ページ10

「・・行くぞ光」


「あ、待ってよ・・!
 じゃあね?いのおくんっ」


「はい・・」




2人の後ろ姿をずっと見つめた。



八乙女先輩が宏太先輩の顔を除きんだ。


なに話してんだろ・?



2人ってえになるなぁ・・。




「なぁーに見とれてんのっ」


「見とれてないんかないもん・・」


「ふ〜ん・?」




だいちゃんは俺の隣でニヤニヤしてる。


なにがそんなにおかしいの!!←




「あのっ・・。
 いのおくんってさ、薮先輩と仲いいの?」


「え・・」




いつの間にか俺の周りには数人の女子がいた。


え、なになになに。


怖いんだけど。




「これ・・薮先輩に渡してくれないかな・?」


「私も、これっ!!」



次々に渡される手紙とプレゼント。



これ・・


ぜーーーーんぶ薮先輩に・?



自分で渡せばいいのに・・


女子には優しいんでしょ?先輩。


中には八乙女先輩のもあって・・。


やっぱりモテるんだ。


あのお2人も大変だなぁ・・


なんて思ってる暇は今の俺にはなかった。


これ・・こんなにどーすんの、




「めっちゃいのちゃんモテモテじゃ〜ん(笑)」


「全部先輩たちのだけどね・・」


「大丈夫?持てる??」


「まぁ、なんとか・・」


「ちがうちがう。床に置いてあるやつ」




ゆ、床!??


渡される分だけかと思ったのに・・。


パッと下を見ると無数の・・


考えたくないもう。


それは俺を全部ゴミ袋へ入れた←


捨てるんじゃないよ??


ただ持ちきれなかったから


袋欲しいな〜なんて考えてたら
だいちゃんがこれいいじゃんって。


で、持ってきたのがゴミ袋・・(笑)


今日はあれなのか。


バレンタインデーかなんかなの!??


って、思うくらいにたくさんのプレゼント。


人気者すぎでしょ・・。


これから教室とか廊下で薮先輩たちと話したら
また頼まれるからもう話さないようにしよ((

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作者名:ろんろん | 作成日時:2017年4月23日 2時

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