フシギなセンパイ〔 yb × in 〕 (ページ35)

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パイセン《３５》ページ35

「ふい〜〜〜〜♪」

「なっっっんでっ、お前がいんだよっっ！」

「慧くんが呼んでくれたんだよ♡
　ねっ？？」

「はいっ！！」

実は・・こっそり光先輩をLINEで呼び出した。

だって・・宏太先輩、夜飯食いに来る？
とか、かっこいいこと言っておきながら料理できないなんて・・。

「いや、お前もはいっ♡じゃねぇんだけどぉ？
　なんで光なんか・・。」

「だって、宏太先輩、料理できないって言うから・・この前、光先輩が料理してるって言ってたの聞いたんで！！」

「そ〜〜。
　ごめんなぁ？やぶぅ・・オレが料理できるばっかりに♡♡」

「うっせぇぇぇ！！」

「なんでそんなにカリカリしてるんですか？
　怖いなぁ・・。」

「そうだそうだ！怖いぞっ。」

「お前のせいだよ！！！
　・・で、なに買ってきたんだよ。」

「あぁ、カレー作ろうと思ってさ。」

「カレー！！やったぁ♪」

「ねぇちゃん最近料理しねぇからな〜。
　しかも光の手料理も久しぶり。」

「だろっ？
　オレはりきっちゃうぞ〜〜。」

「オレも手伝います！」

「ありがと♪」

早速キッチンに立つ光先輩。

なんか・・できる男って感じだな〜。

宏太先輩のエプロンなんかしちゃってるし、

なぜかオレは宏太先輩のお姉さんのエプロン・・ピンクとか、ちょっと女の子っぽくない？？(笑)

「慧くん、ピンクのエプロン・・ちょーっかわいいんだけど(笑)
　野菜切る前に写メっていい？」

「え、だめです・・は、恥ずかしいんで・・ちょ、撮らないでください〜(笑)」

「お前・・早く野菜切れ？」

「こっっっわ。
　はいはい、分かりやしたよ〜。」

光先輩のスマホを取り上げる宏太先輩。

なんとか助かった・・。