フシギなセンパイ〔 yb × in 〕 (ページ31)

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パイセン《３１》ページ31

そして問題の日曜日。

はぁ〜・・ちょー楽しみ！！

あ、サッカーの試合がだよ？

今日はオレの好きな選手も出るから・・♪

それにしても・・
宏太先輩遅くない、？

時間になっても来ないんだけど・・。

１時に待ち合わせしていたのに
気づけばもう１時２０分。

試合開始は２時だよ！？

会場の前集合だからって
いくらなんでも遅すぎ・・。

「わりぃ、遅くなった。」

「ほんとですよ！！！
　もう試合始まっちゃいます！」

「あと３０分もあんじゃん。よゆー。」

「どこがですかぁ！！」

「そんなプリプリすんなって。
　いつかフグになんぞ。」

「ふぐぅ！？」

「行くぞ。」

宏太先輩の後ろをついて行く。

フグ・・。

ほっぺぷくってしてたから？

なんだよフグってーーー！！(笑)

「っと、お前どこ行くんだよ(笑)
　席こっちだけど？？」

「あぁ・・ごめんなさい、」

ふいに腕を掴まれた。

オレの胸が高鳴る。

はぁー・・最近オレおかしいよ。

どこか悪いのかな？

だって・・

こんな先輩にどきどきするなんて・・。

なにかの間違えだよね、？

「おーい、おーい！！！
　慧・・？具合悪いのか、？？」

「あ、いえ！！なんでもないです。
　そろそろ始まりますね♪
　それにしても近い、」

「だよな・・。
　オレもここまで近いの初めてだわ。」

初めてという言葉に反応してしまう。

オレが・・初めて、？

どこかちょっと嬉しくなったのは
オレだけの秘密。