パイセン《１３》 ページ13
ガラッとドアを開けると
あの日と同じく、奥の方から足だけ見えてる。
来てたんだ・・。
寝てんのかな。
宏太先輩は俺が来たことに気づいて、
体を起こして、こちらへ近づいてきた。
「おそーい。
結構待ったんだけど？」
「ごめんなさい・・」
「なにしてたわけ？」
「光先輩とお話してました・・」
「はなし、？なんの？？」
「いや、いろいろ・？」
「なにそれ。いろいろじゃ伝わんないんだけど」
「宏太先輩には
関係ないじゃ・ない・・ですか・・」
「ふーん。そんな口聞いていいんだ？
この前と同じふうにキスしてほしいの？？
それとも・・」
宏太先輩が俺の耳元へ顔を近づけた。
なんかデジャブ・・。
「キスよりも・・
気持ちいいことしたいとか？(笑)」
「しっ、・！？？
したくありませんっっ・・！
離れてください・・！！」
「なーんだ。期待はーずれっ。
ていうか、そのでっかい袋なに？」
「あ・これはですね・・
宏太先輩にプレゼントです。
・・うちの女子たちから」
「プレゼントぉ？
・・俺そーゆーのもらわないタイプ」
「でも、せっかくもらっちゃったんで・・
はいっ・あげます。
あ、その中に光先輩のも入ってるんで」
「光るのも入ってんの〜・・？
あ、なんかうまそうなチョコはっけーん」
宏太先輩は袋の中を物色。
「慧も食べる？」
「俺は・・いーです。
宏太先輩がもらったんですから」
「そんなん気にすんなって。ほら、」
「んっ、・！？」
宏太先輩の指が俺の唇に触れた。
「うまいでしょ」
「おいひぃ・・ですけど、」
いや確かに美味しいよ？
それ以前の問題が今あったよね？？((
アーンしてもらっちゃったよ・・。
ていうかこれってアーンっていうの？
口、開けてなかったよ？俺。
なのに宏太先輩が
唇に指押し当ててきたし・・。
これはムリヤリだからアーンではない！((
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 265人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろんろん | 作成日時：2017年4月23日 2時
