アイあるカタチ〔 ym × in 〕 (ページ10)

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イタミ〔２〕ページ10

「い、いのちゃん、！？泣かないで・・もうっ、光くんが余計なこと言うから・・」

「お、俺のせいかよ、！？元はといえば浮気なんてする山田が・・」

「浮気とか縁起でもないこと言わないでよね、！！ただ仲がいい役者仲間じゃん、気にしなくていいからねいのちゃん・・」

止めようとするほど涙が溢れ出てくる。

浮気じゃなくても、こんなに胸が痛い・・

山田もこんな気持ちだったの、？

「あ、みんなしてなにやってんの～、って、伊野尾くん泣いてんじゃん、！？どうしたの・・」

「あ、髙木・・休日でもみんな集まんのかよ。」

「もしかして、伊野尾くんの泣いてる理由ってこれ、？」

目の前に広げられた週刊誌。

髙木が広げれたページには、

目を疑う光景が載っていた。

「おい、これ・・」

「ちょっと、こんな時にこんなことって・・髙木、バッドタイミングすぎる・・」

「え、あ、これで泣いてたんじゃないの、なんかごめん・・」

「いいの。髙木、よく見せて？」

「でも・・」

「いいから。見せてほしい。」

髙木は眉を下げながらおれに週刊誌を渡した。

ペラペラとめくると、さっきのページにたどり着いた。

山田と、西野が交際か・・見出しはそんなふうに書かれていた。

これがいわゆる熱愛報道ってやつか、まさかメンバーが撮られるとは・・しかも恋人が、

おれが1番驚いたのは文面ではなく、撮られた写真。

なんだ、山田もしっかり浮気してるじゃん。

しかもこの日付っておれが浮気した直後、

2人が仲良く並んで入っていくのを捉えた建物は、ラブホテルだった。