アイあるカタチ〔 ym × in 〕 (ページ15)

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イタミ〔７〕ページ15

「伊野尾くん～、着替え・・って何してんの(笑)」

「あ・・見られちゃった。」

「着替えここに置いておくよ～(笑)」

「うん。ありがとね～。」

「・・っ、」

「・・髙木？どうしたの？？」

「これさ、触れてもいいか分からないんだけどさ、」

「うん、なに？？怖いんだけど(笑)」

「その背中の痣、どうしたの、？」

髙木が青ざめた顔でおれの背中を見て言う。

まさか・・

目の前の鏡で自分の背中を確認する。

まだ消えてなかったんだ・・

「えと、シャワー浴びてから説明する・・」

「うん・・なんか、ごめんね、」

「髙木が謝ることじゃないよ、」

「いやでも、ごめん、」

「大丈夫だから。ね。」

申し訳なさそうに髙木が出ていった。

こちらこそこんなもの見せて申し訳ないよ、

.

.

.

おれがシャワーを浴び終わって30分後。

髙木も浴び終わり、2人で布団に入って話をすることになった。

「ちゃんと髪乾かした？」

「うん乾かしたよ。髙木は？？」

「俺も乾かした。風邪引いちゃったら大変だからね。」

それ山田も同じこと言うんだ。

おれの髪の毛を乾かしながら『風邪引いたら大変だからね』って。

「で、背中のことなんだけど・・聞いても大丈夫、？」

「あー、うん、」

「あれって、誰かにやられたもの？だよね、？」

「・・これさ、大ちゃんにしか言ってないんだけど、おれ山田から暴力受けててさ、」

「え、それほんとに、？」

「ほんとだよ。でも1つ勘違いしないでほしいのは、おれは全くイヤじゃないってこと。山田もおれの承諾を得てやってることだから。」

「そっか・・」

「さっき髙木が見たおれの背中の痣もそう。山田が蹴ったりしてできた跡。消えたと思ってたんだけど・・まだ残ってたみたい。」

「そう、なんだ・・でも伊野尾くんはなんで嫌がらないの、？痛いでしょ、殴られたり蹴られたりするのも、」

「痛いよ、すごく痛い。けど、その分山田の愛がひしひしと伝わってくるの。そのたびにおれ愛されてるんだなって実感できるし、」

「愛・・か、」

「でも最近全然そういうのなくて、なんかおかしいって思った矢先きにあれだもんな～、おれも浮気したことあるから上には立てないんだけどさ。」

それ以外にも、髙木はいろんなことを聞いてきた。

いつからか、とか。どんなことをされてるのか、とか。