イタミ〔６〕 ページ14
『ちょっともう、有岡くん飲みすぎ・・』
『んだよ、ケチ〜〜。』
「ん・・」
リビングから聞こえる賑やかな声に、おれは目を冷ました。
おれどんくらい寝てたんだろ、
時間はもう夜の10時をまわっていた。
結構寝たなぁ。
「おはよ・・」
「あ、伊野尾くん。目覚めたところ悪いんだけどさ、有岡くんに言て聞かせてよ・・お酒はもうこれ以上飲んじゃダメって。全然言うこと聞いてくれなくて(笑)」
「まだ、飲みたりねー。」
「こら、大ちゃん。大ちゃんはそんなにお酒も強くないし、これ以上飲んだらまたこの間みたいに吐くことになるよ？それに、二日酔いで大騒ぎしてるのはどこの誰？もうおしまいにしな。」
「・・ちぇっ、わーったよ、」
「おぉ、さすが有岡くんの扱いには慣れてるね(笑)」
「まぁね(笑)で、大ちゃんいつから飲み始めてたの？」
「んー、2時間前くらいかな？家にあったお酒全部飲まれちゃった(笑)」
「2時間も・・ってこら、ここで寝たら風邪引くってば、も、大ちゃん？おーーいっ。」
「完全に寝ちゃった感じ？」
「・・そうみたい。もう知らん。」
「俺今日ここのソファで寝るはずだったんだけどな・・どうしよ。」
「大ちゃんあっちまで運べないし、�睫擇�布団で寝ればいーよ。大ちゃんは放置で。」
「お客さんをソファで寝かせるってわけにもいかないんだけど・・」
「いーのいーの。飲んだくれにはソファで十分ですから(笑)」
「ん〜、じゃあお言葉に甘えて。」
そこから小1時間�睫擇叛ご嶇辰鬚靴拭�
大ちゃんのいびきは終始うるさかったけど。
「あ、お風呂・・今沸かしてくるね。」
「おれシャワーだけでいいや。浸かるのめんどくさいし、いちいち沸かすのもめんどくさいでしょ？」
「んー、そう？じゃあ俺も今日はシャワーでいいや。」
「うん。おれから浴びてきてもいい？」
「どうぞ。」
大ちゃんはシャワー浴びないのかな、とか考えつつお風呂場へ向かった。
洗面台には大きな鏡。
毎日ここで自分の上半身チェックとかしてんのかな。
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上を脱いで、一応自分の体も確認してみる。
・・まじまじ見るとほんとに筋肉一切ないや。
おれも少しは鍛えてみようかな？
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作者名：ろんろん | 作成日時：2019年2月14日 2時
