音駒高校祓魔科仁【ハイキュー!!】 (ページ25)

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第22話ページ25

「ねぇねぇ！」

GWの2日前、合宿に向けた準備をしていると声を掛けられる

その見覚えある顔に一瞬動きを止めてから

「お久しぶりです」

そう言うと

「元気そうで良かった！」

と笑顔で言われる

「お2人こそ、あれから何も無かったですか…？」

「うん！全然！」「なんならあの日も何も無かったしね」

ねー、なんて2人は仲良く返してくれた

「ところで今暇？
暇ならちょっと遊びに行こ！」

聞かれて一瞬今やってることを考えたが、明日やれば良いかなんて思った

「ちょっと出てきても良いですか？」

夜久さんの元へ行って確認を取ると

「良いけど、あまり長くなるなよ」

とだけ言って許してくれた

「大丈夫でした」

今度は2人の元に戻ってそう伝えた時

「何してんの東」

後ろから孤爪先輩の声がした

「ちょっとこの子貸して、研磨くん♪」

「だめ、というかAには関わるなって言ったでしょ」

「まだ1回目だから許してよ」

「ちゃんと言うこと聞いてくれなきゃ困るんだけど…」

会話の雰囲気はどんどん悪い方へ行ってる気がする…

それでも黙ってると

「ならここで言うなら良い？」

1人が急な提案をする

なんだ、そんな手短に済むことなのか

「それなら…」

私が言いかけた時

「だめだ!」

先輩が大声を上げる

それに驚いていると後ろから白く細い女性の手で包まれた

「良いじゃん、このままじゃ可哀想でしょ？
ね、ネコチャンオハヨウ」

瞬間、右の目玉は黒く濁った