strawberryな青春【Stxx】

夢主ちゃん〜過去編5〜 ページ36

貴方side




あれから三ヶ月がたった…

先輩のことなんて忘れさせてくれるほど忙しかった冬。


もう3月だしな。受験も終わっただろう…
貴「先輩どうしてんのかな…」

奈「あら、めずらし。Aちゃん恋煩い？」

この子は、川城 奈々(ｶﾜｼﾛ ﾅﾅ)少ない私の友達だ。


貴「そんなんじゃ無いよ。」

奈「それにしてはなかなか切ない表情してるね。」


そんなに私って顔に出るの？？

奈「そんな顔してたらせっかく可愛いのに台無しだよ？」


ふと放課後の教室の窓を見ると、

奈「あ、校門にイケメンがいる。」

また始まった。奈々ちゃんのいけめん探し

今回のはどんなのだ？


貴「……先輩⁉」

奈「え？あれが⁉」


奈々ちゃんを置いて階段を駆け下りる…

早く早く早く！！


はあっ。疲れた…



正面には懐かしい後ろ姿が見える。

そっと声をかける。
貴「先輩？」

そういうとゆっくりと振り返る。

橋「A？よかった…」


しばらく見つめあったあと、
橋「まぁ、そんな月日経ってないけど久しぶり」


私は今でも動揺している。

まさか本当に来てくれるかと思って無かったから


貴「先輩、元気そうでよかっ／？「あっれ？そらくーん！」

話に割り込んできた女の人。
明らかに私よりも背が高く、先輩だ。

？「ずっと会えてないから心配してたんだよぉ？」

橋「あのな、美波。お前はもう…」


先輩は迷惑そうな顔をしている。

美波と呼ばれたその人は私の方を見て

美「この子誰？みなみという彼女がいながらこんな子と遊んでたのぉ？」


彼女？？

この人が？
橋「だからお前は人の話を最後まで……」

美「でもいいやぁ。こうやってみなみに会いに来てくれてるんだしぃ」

やだ。この人の声を聞くと頭が痛くなる。

橋「…A、場所を変えよう」

そう言われて先輩に肩を触れられた…

その瞬間

パシッ

手を叩いてしまった…


貴「もういいです。リボンなんて要らない。」

あぁ、なんでこんなこと。。
貴「さよなら。」


橋「待って！」
・
・
・
・
なんで、なんで！

先輩は何も悪いことしてない。


勝手にヤキモチ焼いて嫉妬して……

全部私が悪いのに、


どうして

こんなに辛いんだろう。。

過去編 END

第25話→←夢主ちゃん〜過去編4〜

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