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 一通り笑った後、私は席に着く。
 私が教科書とノートを机の中にしまおうとすると、机の中にメモのような物が入っていることに気がつく。
 そのメモを私が開くと、其処には黒いペンで大きく『学校来るな』と書かれていた。
 私がメモをじっと見ていると、前の方からクスクスと、私をあざ笑う声がした。
 その声を発した奴を睨みつけると、ソイツは私に向けて口パクで「ばーか」と言って笑った。
 私がソイツに言い返そうとしたとき、チャイムが鳴った。休み時間だ。

「ねぇ、これ何?」
 私はそう言うと、『彼女』の机にさっきのメモ用紙を叩きつける。
 彼女はそんな事全く気にせず、笑いながら答えた。
「え〜? あたしが〜? 思ってることかな〜?」
 彼女の悪びれない態度に、私は腹が立った。
 鋭い音と共に、彼女の小さな悲鳴が聞こえた。私が気がつくと、彼女は頬を抑え、椅子から転げ落ちていた。
 あ、やべ。
 私がそう思う頃には、もう教師たちは私の周りを取り囲んでいた。


 その後は、もう言葉に言い表せない程の大騒ぎとなった。
 晃兄さんは呼び出され、私は反省文を書かされ。当に阿鼻叫喚だった。
 そして私は停学3日となった。
「もうこんなことすんなよ」
 担任のその言葉とともに、私は家に帰らせられた。
 帰り道は必然的に晃兄さんと同じになり、とても気まずかった。

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設定タグ:嘘の戦争 , 二科晃 , 雪椿   
作品ジャンル:タレント
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雪椿(プロフ) - もんぶらん翔。さん» ありがとうございます! 更新頑張ります (2017年3月19日 20時) (レス) id: fae6e0767b (このIDを非表示/違反報告)
もんぶらん翔。 - 嘘の戦争大好きなので嬉しいです!更新頑張って下さい! (2017年3月19日 1時) (レス) id: 015d801c6f (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます! 更新頑張ります (2017年3月10日 21時) (レス) id: fae6e0767b (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが気になります^_^ (2017年3月5日 21時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪椿 | 作成日時:2017年2月26日 21時

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