藍沢先生病系物語

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藍沢side
昨日、母さんと同姓同名の人が運ばれてきた。でも、母さんと重ねてしまい、何も出来ずに死んでしまった。
白)おはよう。
藍)ああ。
いつも通りの朝が始まった。
藤)おはよー！
白)あ、おはよ。
みんな、変わらない。きっと、俺だけが変わったのか。

カンファレンスルーム

白)今日も、宜しくお願いします。
全)お願いします。

医局

カルテが進まない。昨日からそうだ。期限があるのに。すると、
プルルルルルルルルルルル！
ホットラインが鳴った。救急車の受け入れだ。それまで平和だったし、受け入れる事になった。

初療室

藍)高所転落か。頭部外傷が疑われるな。
白)うん。どうかな？
藍)念のためだ。
白)だね。
灰)fast用意します。
横)意識ありますか？
白)無いみたい。
横)じゃあ、挿管の用意します。
久しぶりに戻った救命より、すごく成長していた。
看)白車来ます。
白)わかった。
藍)おう。
来た患者は、特に頭部は問題なかったが、腹腔内出血が酷かった。
白)fastするまでもないわね。
藍)オペ室まで持たないな。ここで開けよう。
なんとなく、不安と恐怖が沸き上がってくるような気持ちになった。
藍)消毒と、開腹セット。
冴)はい。
バシャバシャバシャ。
消毒をかける。いつものように。冷静に。
藍)ふぅ。メス。
パシッ、と渡されたメスを握った瞬間、多くの声が聞こえた。ほんの一瞬だが。
「藍沢先生は、私の命よりも大事なものを奪った。」
「あなたが、あの子を殺したの？」
ガシャン。
知らず知らずに、メスを離してしまっていた。すると、呼吸の仕方が分からなくなり、床に倒れた。
白)藍沢先生！？
藍)ヒュッ。ゴホッハアッヒュッ。
ここから、全く記憶が無くなった。

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