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藍沢side
歩く度に段々頭痛も強くなり西条先生の後をついて歩くのがやっとだった。
西条「それでだな…」
話の内容が入ってこないため西条先生の話に対して曖昧な返事をしていると
西条「聞いてるか？藍沢」
藍沢「………」
西条「藍沢!!!!」
藍沢「……はい！」
西条「どうした？ボーっとして」
藍沢「あ……いえ……」
フラッ
足元がフワフワしてきて地面に足がついている感覚が失われてきた途端さっきからの眩暈がより激しくなり壁に手をついて思わずしゃがみこんでしまった。
藍沢「っ……ﾊｧﾊｧ」
西条「藍沢、大丈夫か？どうした？」
藍沢「大丈夫……です」
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西条side
オペが終わり藍沢と話していると藍沢の足取りがフラフラとしていて気づいたら俺との距離がだいぶ離れていた。
後ろを振り向くと藍沢が強く目を瞑ってその瞬間壁に手をついてしゃがみこんだ。一瞬何があったのか理解できなかったが急いで駆け寄り声をかけた。
西条「藍沢？大丈夫か？どうした？」
藍沢は「大丈夫です」と言って立とうとするが足元がフラフラしていて危なっかしく方向の感覚がなくなったのか俺のほうに倒れこんできた。
藍沢の体は異常に熱くて呼吸が荒く肩で息をしていた。
西条「藍沢、体熱いぞ！熱あるだろ!？隠してたのか？」
藍沢「気にしないでください…大丈夫です…」
藍沢はなにを聞いても「大丈夫です」の一点張り。
マスクで息がしにくそうだったためマスクを外すと藍沢の顔は青白く血の気がなかった。
(顔色を隠すためにマスクしてたのか)
西条「お前、顔色最悪だぞ！休んだほうがいい」
藍沢「大丈夫です……」
西条「大丈夫じゃない。この様子だと熱もそうとう高いだろ。今日はオペもないし休め。いいな？」
藍沢「新海がいない中、俺まで休んだら脳外がまわりません」
西条「そんなこと言ってる場合か？」
藍沢「脳外だけじゃなく救命だって……ただでさえ人手不足なのに俺が抜ければまわらなくなります…俺は大丈夫ですから…」
そういって無理にでも立ち上がろうとする藍沢。
西条「大丈夫な訳ないだろ。脳外も救命もどうにかなるから、お前は自分の事を考えろ」
藍沢「………」
すると藍沢は体力的に限界なのか完全に体重を俺に預けてきて藍沢は歩くのもままならなそうだったため近くにあったストレッチャーで空いている脳外の病室まで藍沢を運んだ。
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ミッキー(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました！！リクエストなのですが藍沢先生が酸欠と頭痛で処置中に倒れて入院する、入院してるときにも事務作業していて重度の貧血で階段から落ちてしまうみたいなのやってほしいです！ (2020年6月18日 14時) (
レス) id: 43ae38a228 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - sikaさん» 貴重なリクエストありがとうございます。わかりました。次に過呼吸の表現のある小説の場合はペーパーバッグで書いてみますね。 (2019年7月7日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 毎回楽しませていただいています。過呼吸のお話ですが、対処法として酸素マスクが出てきていますが、実際酸素マスクは使いません。今後、過呼吸のお話がある際にはペーパーバッグを用いた対処はいかがでしょうか？楽しみにしています。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 昼間は軽い咳、夜には熱が上がるのが1週間ほど続き、ついに限界がきてしまう話をお願いしたいです。精神的にも身体的にも限界がきて、しんどすぎてベッドから起きれなくなり、同期が看病する中で涙してしまうようなものでお願いします。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - たっちょんさん» わかりました。頑張って書きますが、難しい症例なので色々違うところがあるかもしれませんが暖かい目で見て頂けるとありがたいです。 (2019年1月11日 14時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明日香 | 作成日時：2018年12月22日 11時
