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藍沢side
足が地面についている感覚がない……
そう思ってあたりを見回すとだれもいない医局にいた。
仮眠室、処置室、ヘリポートに行っても誰もいない……
昔の俺ならだれもいないなんて気にしなかっただろう。
でも翔北に来て仲間がいる、信じてくれる人、支えてくれる人がいるって知った。
いままでもきっとみんながいなかったら、１人じゃここまでこれなかったと思う。
感謝するなんて柄じゃないし少し恥ずかしいけど、本当にそう思ってる。
ずっとずっと病院中のいろんなところを探し回った。
結局だれもいなくて医局に戻ると誰もいないはずなのに……
名取「藍沢先生！」
藤川「藍沢！」
白石「藍沢先生！」
緋山「藍沢！」
冴島「藍沢先生！」
横峯「藍沢先生！」
灰谷「藍沢先生！」
雪村「藍沢先生！」
橘「藍沢！」
三井「藍沢！」
黒田「藍沢！」
田所「藍沢！」
新海「藍沢！」
西条「藍沢！」
俺のことを呼ぶ声が聞こえた。
もうここ(翔北)にはいない黒田先生や三井先生の声まで……
戻らないと＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
そう思うとどっと体が重たくなってぼやけた視界で見えたのは白い天井。
名取「藍沢先生！」
藤川「藍沢！」
藍沢「……ん」
名取「管抜きますね」
藍沢「ゲホッゲホッ」
管が入っていたらしく声は枯れているが名取も藤川もいて一人じゃないってわかった。
藤川「藍沢が目を覚ました！俺は緋山たちに連絡する！」
緋山「藍沢！」
藤川「なんでいるんだよ！まだ連絡してないぞ！」
緋山「脳外に資料を渡しに行ったら新海先生が藍沢の様子を見に行くっていうからついでに冴島たちもつれてきたのよ」
新海「藍沢、どうだ？調子は」
藍沢「怠い……」
新海「後遺症が残ってないか診る。腕、上げて」
新海「大丈夫そうだな、でも体力もだいぶやられてるだろうし３週間は入院してリハビリするんだぞ」
藍沢「………」
新海「なるべく人と関わりたくないなら俺がリハビリ手伝ってやる」
藍沢「頼む……」
新海「にしてもお前、緊急オペがあった日熱出してたらしいな」
藍沢「なん…でお前がそれを…」
新海「緋山先生たちから聞いた」
名取「すみません……俺が緋山先生たちに話したんです」
新海「名取先生は藍沢に口止めされてたんだろって緋山先生が…そもそもあの状態でオペに入った藍沢も藍沢だ。まぁ俺が呼んだんだ。悪かった……藍沢…」
藍沢「別に……」
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ミッキー(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました！！リクエストなのですが藍沢先生が酸欠と頭痛で処置中に倒れて入院する、入院してるときにも事務作業していて重度の貧血で階段から落ちてしまうみたいなのやってほしいです！ (2020年6月18日 14時) (
レス) id: 43ae38a228 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - sikaさん» 貴重なリクエストありがとうございます。わかりました。次に過呼吸の表現のある小説の場合はペーパーバッグで書いてみますね。 (2019年7月7日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 毎回楽しませていただいています。過呼吸のお話ですが、対処法として酸素マスクが出てきていますが、実際酸素マスクは使いません。今後、過呼吸のお話がある際にはペーパーバッグを用いた対処はいかがでしょうか？楽しみにしています。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 昼間は軽い咳、夜には熱が上がるのが1週間ほど続き、ついに限界がきてしまう話をお願いしたいです。精神的にも身体的にも限界がきて、しんどすぎてベッドから起きれなくなり、同期が看病する中で涙してしまうようなものでお願いします。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - たっちょんさん» わかりました。頑張って書きますが、難しい症例なので色々違うところがあるかもしれませんが暖かい目で見て頂けるとありがたいです。 (2019年1月11日 14時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明日香 | 作成日時：2018年12月22日 11時
