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【立ち聞きしてた人たちの会話】


名取side


横峯「藍沢先生って両親いなかったんだ……」





名取「知らなかった……」





横峯「藤川先生がきれてる!!!!めずらしー」





名取「藍沢先生泣いてるみたいだし、やっぱり藍沢先生は自分の弱いところを後輩には見せなかったな」





横峯「藍沢先生らしいよ?」





名取「だな!」


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藍沢side



藤川たちにすべてを話した。

今まで人なんか信用してなくて自分のことを誰かに話すなんてことをしてこなかった。



シフトを詰め込んでたのは仕事のオペ以外では自分は必要とされてないと思ってたから。



でも藤川たちは俺を一人の人間として必要としてくれていた。

そうわかった途端


自分の抱えていた物がすごく軽くなってまわりにはってた異常に厚い壁も崩れて柄じゃないとわかっていたけど自分では歯止めがきかず、ずっと泣いていたがそんな俺を藤川たちは茶化しながらも涙を拭いたり背中を擦ったりしてくれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

後日談



藍沢はその後、寝ていても悪夢で起きて過呼吸をおこしたり臨吐したり疲労もあったのか高熱に魘される日々が続いたが毎日藤川たちが声をかけ続け1週間後には仕事に復帰できるほどに回復した。





緋山「藍沢、今日から?」





藍沢「あぁ迷惑かけたな」





白石「いや、今日も無理しないでね?辛くなったらすぐ言ってよ?」





藍沢「わかってる」





名取「もう大丈夫なんですか?」





藍沢「あぁ…………名取!」





名取「なんですか?」





藍沢「この間、わざと横峯と雪村を連れだしてくれたんだろ?」






名取「気付いてたんですか?」





藍沢「あぁその後立ち聞きしてたこともな」





緋山「な〜と〜り〜!!!!立ち聞きってどういうこと?私たちの会話も聞いてた訳?」





名取「あ、いや〜その〜ICU行ってきます!」





緋山「こら、待ちなさい!名取!」



藤川「今日はたっちゃんが当直に入ってくれるらしいし、みんなで藍沢の復帰祝いに飲みに行こうぜ!非番の横峯と灰谷と雪村も連れて!いいだろ?白石?」





白石「藍沢先生がいいならいいんじゃない?」






冴島「あなたにしては名案だと思うけど?」





藤川「藍沢、どうだ?」





藍沢「仕事が終われば行く……」





藤川「シャーーッ」





いつも繰り広げられる何気ない日常が両親が揃っていて1つの食卓を囲むことが当たり前ではない、そんな環境で育った藍沢にとって温かい場所だった。




END

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ミッキー(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました!!リクエストなのですが藍沢先生が酸欠と頭痛で処置中に倒れて入院する、入院してるときにも事務作業していて重度の貧血で階段から落ちてしまうみたいなのやってほしいです! (2020年6月18日 14時) (レス) id: 43ae38a228 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - sikaさん» 貴重なリクエストありがとうございます。わかりました。次に過呼吸の表現のある小説の場合はペーパーバッグで書いてみますね。 (2019年7月7日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 毎回楽しませていただいています。過呼吸のお話ですが、対処法として酸素マスクが出てきていますが、実際酸素マスクは使いません。今後、過呼吸のお話がある際にはペーパーバッグを用いた対処はいかがでしょうか?楽しみにしています。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 昼間は軽い咳、夜には熱が上がるのが1週間ほど続き、ついに限界がきてしまう話をお願いしたいです。精神的にも身体的にも限界がきて、しんどすぎてベッドから起きれなくなり、同期が看病する中で涙してしまうようなものでお願いします。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - たっちょんさん» わかりました。頑張って書きますが、難しい症例なので色々違うところがあるかもしれませんが暖かい目で見て頂けるとありがたいです。 (2019年1月11日 14時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明日香 | 作成日時:2018年12月22日 11時

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