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緋山side
藍沢の診ている患者が最後ということで藤川、冴島と藍沢のサポートに入った。
藍沢「冴島はバイタルチェックしててくれ、緋山はこっち押さえて、藤川は術野広げてくれ」
藍沢の指示に従いそれぞれが処置を施し、患者の処置が終わり搬送しようと立ち上がると藍沢が頭を抱えて階段から転げ落ちた。
ガタガタガタ ガッシャーン
「「「………」」」
あまりに突然すぎて一瞬静寂に包まれたけどすぐに現実に引き戻された。
緋山・藤川・冴島「「「藍沢(先生)」」」
急いで藍沢が倒れてる所まで行くと藍沢は頭から流血していて荒い息を繰り返している。
藍沢「ハァハァハァ」
藤川「藍沢!聞こえたら手握ってくれ!」
藤川「反応がかなり薄い……」
緋山「止血して直ぐにヘリで翔北に搬送しよう」
藤川「あぁ、そうしよう」
緋山「冴島、脳外にコンサル頼むように連絡して」
冴島「わかりました」
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新海side
藍沢が怪我をして頭を打ってるから、とコンサルが来て今は処置をしている。
流血が酷いと聞いていたが頭からの流血の他にも身体中を打っていていつも身だしなみが整っている藍沢とは見違える姿だった。
仲間を失う怖さからいつも通りの処置が出来ない。
頭をかなり強く打っていて後遺症が残る恐れだってある。
慎重に処置を施し、恐怖との長い闘いも終えた。
心拍は安定しているがいつ急変してもおかしくない。でもICUのベッドが空いていなかったため救命の個室に入っている。
時間が出来たため藍沢の病室にいくと白石先生と緋山先生がいて、2人はホットラインが鳴り、部屋から出ていった。
藍沢の病室には常に誰かがいていつ目が覚めても一人じゃないようになっていて、これも藍沢が慕われている証拠だと思う。
あの日、藍沢が階段から落ちたのは恐らく熱があったから。
処置を終わらせた後、苦しそうに息をしている藍沢が気になって熱を測るとパネルが表示した体温は39度。
やっぱり熱あったんだ……
こんなに熱が高いのに無理してヘリにまで乗って治療もしっかり終わらせる藍沢は本当にすごいと思う。
でもやっぱり無理してほしくはない。
そんなことを考えながら冴島さんが病室に入ってきたため交代することにした。
早く目が覚めることを祈って_____
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ミッキー(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました!!リクエストなのですが藍沢先生が酸欠と頭痛で処置中に倒れて入院する、入院してるときにも事務作業していて重度の貧血で階段から落ちてしまうみたいなのやってほしいです! (2020年6月18日 14時) (レス) id: 43ae38a228 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - sikaさん» 貴重なリクエストありがとうございます。わかりました。次に過呼吸の表現のある小説の場合はペーパーバッグで書いてみますね。 (2019年7月7日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 毎回楽しませていただいています。過呼吸のお話ですが、対処法として酸素マスクが出てきていますが、実際酸素マスクは使いません。今後、過呼吸のお話がある際にはペーパーバッグを用いた対処はいかがでしょうか?楽しみにしています。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
sika - 昼間は軽い咳、夜には熱が上がるのが1週間ほど続き、ついに限界がきてしまう話をお願いしたいです。精神的にも身体的にも限界がきて、しんどすぎてベッドから起きれなくなり、同期が看病する中で涙してしまうようなものでお願いします。 (2019年4月26日 0時) (レス) id: 65340f9980 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - たっちょんさん» わかりました。頑張って書きますが、難しい症例なので色々違うところがあるかもしれませんが暖かい目で見て頂けるとありがたいです。 (2019年1月11日 14時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明日香 | 作成日時:2018年12月22日 11時