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渡辺先輩と柊花に話を聞いてもらって
なんとなく気持ちが落ち着いた。
渡｢早く帰って、飯食って、寝ろ！｣
渡辺先輩に追い出された。
家に帰ってスマホを見たら
部長から明日は休みでって連絡がきていた。
ベッドに横になったら
微かに香る目黒くんの匂い。
その匂いが私の気のせいかもしれないけど
ここに目黒くんがいたという事実に胸がしめつけられる。
そっと瞼を閉じる。
たった数分で夢の中。
見覚えのないひまわり畑で佇んでる私。
優しく風が吹けば向日葵がユラユラ揺れて
そっと手に触れた温もり。
その手を辿れば優しく微笑む目黒くん。
夢の中でも
私はその笑顔にまた恋に落ちる。
目黒くんの顔がゆっくりと近づいてきて
唇が触れる寸前で
目が覚めた。
体を起こす。
窓の外は真っ暗。
あれ？そんな寝てない？
いや、違う。日付が変わってる。
死ぬほど寝た。
ほぼ一日寝ました、って渡辺先輩に報告。
ホウレンソウちゃんとしろって1年目の時によく言われた。
渡辺先輩から、あっそ、ってきた。
冷たい。
そして翌日。
無事体力もメンタルも回復した私に
部長は｢仕事しろよ〜｣っていつも通り。
いつも通り。
色んな人の優しさに触れて一日がスタートした。
珍しく仕事に夢中になっていた。
この私が。
ザワザワとした空間に全然気づいてなかった。
目｢春川｣
プチン、と集中力が途切れた。
声がした方を見れば目黒くんが立っていた。
固まる私。
そんな私をジーッと見る目黒くん。
渡辺先輩が突然現れた時とは違うざわめき。
目黒くんって本当に存在するんだ、みたいな
経理に来ることあるんだ、みたいな
幻の人みたいになってる。
目｢ねえ｣
『…あ、はい』
目｢もう休憩？｣
『え、っと…』
お昼休憩まであと30分。
仕事をしないといけないっていう社会人の私と
大好きな目黒くんのお誘いだよ！って騒ぐ恋する私が
脳内で戦っている。
『…あと30分かな、』
周りの目を気にして勝ったのは社会人の私。
当たり前だけど。
目｢じゃあ30分後。エントランスで｣
目黒くんの手が頭に触れてポンポンと撫でた。
きゃあ、って声が上がった。
私も心の中で、ぎゃあああって言った。
じゃ、と去っていく目黒くん。
部長が｢あんなにナチュナルに頭ポンポンする人いるんだ｣って呟く。
みーんな、目黒くんの虜。
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雪(プロフ) - 続きが読みたいです (7月19日 9時) (
レス) @page36 id: 05f782ac8f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 初めまして！Twitterの方でおすすめに上がってきた作品で逢沢さんを知りました✨どの作品も面白くて、一気読みしてしまいました😊このあと、目黒くんサイドのお話も読ませて頂きます！お忙しい中更新ありがとうございます。ご無理をなさいませんように。 (7月17日 18時) (レス) @page36 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 連日の更新ありがとうございます☺︎今日は更新されてるかな〜？と毎日ワクワクしながら待ってます。更新も嬉しいですが、無理せず！でお願いしますね。 (7月13日 19時) (レス) id: 9a5eb0237b (このIDを非表示/違反報告)
まりりん(プロフ) - お帰りなさい！ずっと待ってました！で。もう涙が止まらない。何度も何度も読み返して主人公ちゃんの感情を持って読んでるから（笑）逢沢さんファンはずっと待ちますよー！応援してます！更新ありがとうございます(*´-`) (7月11日 3時) (レス) @page26 id: 65e5944be6 (このIDを非表示/違反報告)
ngmuptpn(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ずっとずっと待っていたので嬉しいです！！！これからも楽しみに待ってます！戻ってきてくださりありがとうございます！ (7月10日 23時) (レス) @page26 id: 1a91271036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢沢
| 作成日時：2022年9月23日 11時
