るろうに剣心～宗次郎様に愛を教わって～ (ページ10)

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運命だからページ10

「志士雄を倒す！俺はぜってぇにな！」
今、私達は会議をしているのだ。

「死ぬのは、ダメよ！」
「わーかってるって。」

私は、いく。
志士雄を倒す為。宗次郎に会うため。

「私は、戦う。どうしても…！」

私個人の願い事。それは…、
会いたい、触れたい、側にいたい、話したい、全て。

こんなの我儘なんて、知ってる。

嫌われる…。
そんなの、きっと元からそうに決まっている。

でも、愛する人を救うことは間違っている筈ない。

「(人1)さん、私も。」

そして、運命の、全てが決まる日が来た。

「！剣心っ！」

薫さんの叫び声。
今、捕らえられて、消えそうになっている剣心さん。

「いやあああああぁっ！！！」

…………………。

「いくぞ。」

左之さんの声。

えっ？？

生きて…る？

「剣心…。」

「いいか、今からだ！」

「船に乗り込めっ！」
「薫さん、生きて帰るわ…！」