今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:41,602 hit
小｜中｜大
覚める ページ4
「ん…？」
あの嵐のような夜から一転。
今は、朝日が差し込んでいる。
そうか……。
昔の事を夢見てたのか……。
「おはようございます。」
「あ、そ、宗次郎…。」
そうだ、昨日の京都大火で、
薫さんと一緒にここに来て、(連れて行かれて。)
薫さんは、海に…って、
薫さん、あの後どうなったのよ？！？！
助かって…るのかな？？
ええええっーー！！
どうしよう、どうしよう‼︎‼︎
このままじゃ私、
死ぬまでここにいるんじゃないかしら！？
本当、宗次郎がいなくなった隙を、
狙うしかない。
「何か考えてました？？(ニコッ)」
いつものように微笑む宗次郎。
だけど、怖い…！！
バレてるじゃない！！
「何も無いわ。おなかすいたなぁと思って。」
嘘です。でも、こうするしか、
皆を守る前に、私が消えるわ。
「そうですか、じゃあ、何か持ってきますよ。」
「あ、ありがとう…。」
何だ、普通じゃない。
「なので、ついてきてください。
ほら、お口に合わなかったら悪いので。」
えっ…？！
宗次郎…、
いいところを持ってかないでよーー！
「さあ、行きましょう。」
「う、うん…。」
これは、計画立てるのみ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空色 華 | 作成日時：2015年5月6日 20時
