転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人【約束のネバーランド】【男主】 (ページ8)

今日:27 hit、昨日:7 hit、合計:448,388 hit

7.『…そろそろ…壊れる…』ページ8

Aside

夕方

コニーの所へ行く。

「コニー、準備出来た？」

「うん、どうかな…服」

「バッチリ♡似合ってるよ」

「よかったぁ…ありがとう
私、ハウスを出てもがんばる…この子が…リトルバーニーがいるもん。
あのねリトルバーニーはね、世界にひとつだけしかないんだよ。
ママが私だけのために作ってくれた___宝物なの。
私トロいし、みんなみたいにユウシュウじゃなかったけど、
大人になったらママみたいな"お母さん"になりたいんだ
それでね絶対子供を捨てたりしないの！」

顔には出さないがこの会話に胸を痛める

ごめん、コニー、何も出来なくて…いや、何もしなくて…か。
結局、俺は真実を知っていても何もしない。
俺はあくまで邪魔をしないように生きる。
原作を変えて生きているはずのヤツらを殺したくない。
だから、コニーは…な…

そして、別れの時…
コニーとエマがギューとバグして
そして、コニーは扉の向こうに行ってしまった…

夜、掃除をしようと食堂へ向かっていると

「コニー！！！？忘れとるがなー！！！」

エマの叫び声が聞こえてきた
何があったんだろう、とでも言うふうに早足で食堂に向かう。
全部わかり切ってんだけどな。

食堂に着き、中へ入ると掃除当番のエマ、ノーマン、ギルダがいた。

そして、エマの手にはリトルバーニー。

「ど、どうしよう…」

『え、コニー…今から届けに行くか？』

「でも、コニーもう行っちゃったよ？」

「___でもないかも。さっき風呂場の窓から遠く門に灯りがついているのが見えた。
見送りについていったママも戻ってきていないし
まだコニーは出発してないんだと思う。」

レイのその言葉にノーマンは

「届けてやろう」

「ノーマン」

「本当はママに頼んで後から送って貰うのが筋なんだろうけど
"コニーの気持ちを考えたら早い方がいい"
____だろ？」

「うん！」

そう言うと、2人は扉から出ていった

2人を見送り、俺は

『じゃ、掃除を始めるか、ギルダ』

「えぇ、そうね」

そんな会話をして掃除を始める

「ぇ…Aは行かねぇの？」

『え、うん。だって食堂何気に広いしギルダ1人じゃ大変だろ。
それにあの二人が行けば安心だし、俺が行かなくても大丈夫だろ』

"ぇ…"ってことはレイの計画ではここで俺も一緒に行くって考えてたっぽいな……

まぁ、行かないんだけど……
だって俺行ったら無事に戻って来ることすら曖昧だぞ。