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49.『…情けねぇな…』 ページ50
Aside
「っ！？…最低…！」
俺が言うとヴィオラはそう言って走って言ってしまった。
ヴィオラの背中が見えなくなると急に力が抜けて座り込む。
『……最低…な…』
そう呟くとはぁぁ…と大きなため息をつく。
『……そんなの、自分が1番理解してるよ……』
俺はレイとは違って、他の誰でもなく自分が生きる為に見殺しにし続けた。
ドンやギルダを傷つける事を知りながら嘘に加担した。
レイが"俺ら3人を生かすため"と、レイの生かす対象に俺がいた事に安堵した。
……ひっでぇなぁ……クズ野郎じゃん俺…
こんなに良い家族を持ったのに、レイみたいにそれのために死ぬ事すら嫌なんだ。
んなかっこいい死に方すら選べない、できるのは家族に縋って足引っ張って生きてくだけ…
『……あー……死にたくないな……』
無意識の言葉にまた、自分の情けなさを痛感する。
彼らがこの真実を知ったとき果たして許してくれるだろうか…
……許さなくとも捨てはしないな……
きっと、そういう所にずっと甘えて生きてくんだと思う…
結構、精神的に来てる…気がする…。
それよりも、ヴィオラが2人に真実を言わないでいてくれればいいんだけど…
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ゆにぃ(プロフ) - 約ネバの夢小説でいっちばん好きですほんとにもう出会えてよかったです好きです（（ (2020年12月30日 17時) (
レス) id: db3ddbd843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシ x他1人 | 作成日時：2019年12月15日 13時
