転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人【約束のネバーランド】【男主】 (ページ5)

今日:34 hit、昨日:7 hit、合計:448,395 hit

4.『…その4…デジャヴってこんな感じなんだな…』ページ5

Aside

玄関で帽子を被り外に出ると鬼ごっこの鬼決めジャンケン。
鬼はノーマン。
正直、ヤダ。コイツ11歳の動きじゃねーもん。
ホントにチェスしてるみたいな感じなんだもん。

「うへっ、ノーマンが鬼だ」

ドンのこのセリフを聞き、ドンの考えているであろうことに共感しながら
レイにノートを預ける。

エマがレイに鬼ごっこの参加を聞くが「パス」の一言が帰ってきてた。
ま、いつもの事だけど。

「OK、数えるよ！｣

ノーマンの声に皆森に散る。

俺も何も考えずに森へ走る。

ま、もともと、前世でパルクールを趣味でやってたわけだから鬼ごっこは得意。
ノーマンには勝てないけど。少しトリッキーな動き位は出来る。

森に入って帽子を深く被り直し歩く。

前世から帽子を被って運動してたもんだから帽子がないと調子が出ない。
で、調子を出すために3歳の誕生日にママから帽子を作って貰った。
毎年帽子を大きく作り直して貰ってる((

帽子被ってパルクールって帽子落ちること多いけど((

ハウスの庭、木々や岩、この森については全部知ってる。
11年も遊んでんだ、知らないことなんてない。
ココに閉じ込められて11年…もう見飽きたよ…。

そんな、ふうに考えてたら時間はすぎた。
今俺は皆の居る所が見える木に登ってる。

『エマが戻って来たな……』

そんな独り言を零すし、少し考え、ここに隠れることにした。

しばらくすると、隣からガサッと言う音が聞こえてくる。

ハッとして音のした方を見るとそこにはノーマン…

『あ"…』

なんの気配もしなかったんですけど？え？は？
どうする？飛び降りて逃げる？でも下は低い木があるぞ？
隣の木？ダメだいくらなんでも遠い。助走なしじゃムリに決まってる。

なんて思考を巡らせていると考えているとタッチされ捕まる。

はぁ…と息をついて木から降り、ノーマンに言う

『ノーマン…お前、マジで何者…物音1つしなかったんだけど…？』

そうするとノーマンは笑顔で毒を吐く

「えー？Aの注意力が足りなかったんでしょー。それに、次の手は考えとくべきだよ。」

ノーマンの言葉に苦笑いを浮かべるがそんなの彼はお構い無しに｢戻ろっかー」とか言って歩き出した。
"次の手"を消したのもお前だろだとか考え
俺はまた、はぁ…とため息をこぼしてからノーマンについて行くのだった