転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人【約束のネバーランド】【男主】 (ページ35)

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34.『内通者…？』ページ35

Aside

「あいつスコアいくつだっけ」

小声でエマに問いかけるレイ。
レイの視線の先にはフィル。

「えっフィル？
えっと……直近7日の平均は203ちょい…」

「高ェな…」

隣にいる二人の会話を聞く。

「シスターとの鬼ごっこの時ラスト5人まで残ってたんだよなあいつ……」

「………」

そうボヤくレイと黙るエマ。

「シェリーと一緒にいつもお前ら二人探して……」

それを聞いて、フィルとシェリーが内通者だったら？みたいなものを想像してみる。

"「ノーマンどこー？」"

"「エマは？」"

ウン。怖い。

「……わーー！やめてこわいこわいこわい！！！」

まぁ、だよな。俺も怖いよ、エマ。

「アホ、もっと疑え！嫌でも！とことん！生きるか死ぬかだ」

そんなレイの声にお前が内通者なんだから疑う必要なんて無いくせに、とどこかで思うのだった。

・

「いただきます」

ハウスの食堂に子供達の元気な声が響く。

あの後、特には話さず終わった。てか時間切れ。昼休みの時間が無くなった。

「俺まだ納得しきってねぇからな」

レイのその言葉はノーマンに向けてのものだったが、あまりノーマンは重く受け取ってないようだった。

ていうのもアレじゃな…。と、さっきの会話を思い出す。