転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人【約束のネバーランド】【男主】 (ページ31)

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30.『……』ページ31

Aside

現在夕食後、俺は部屋の隅で本を読み込む。
あいかわらず今日も今日とて勉強です。

耳を澄ますと微かに聞こえちゃマズイ会話が聞こえる。
聞き取れるのは、原作を覚えていたからだろうか、聞こえるのは聞こえちゃ行けない会話。

「恐…く…………動…ねぇだ………………………ムリ……心情……」

「…………正常……だ……」

どんな会話だったか…
確か、ママとシスターを殺…ウン。
でもそれで動けるのはノーマンとレイぐらいで、それが正常…って話だよな…？

「…………引き……こと………………で封じて……」

で、殺せば鬼へ通報が行く。
だから、動きを封じるのが良い…。
封じる…なんて殺すよりもっと難しいだろうけどな…

なんて聞く耳建てていれば食料庫へ入っていく二人。

どこかであの会話に参加したいな…。
なるだけ怪しまれないように…

数分後、ノーマンとレイが食料庫から出てくる。
どこ行くんだろ……。
つけるか……いや、普通に会話にまじろ…。

『ノーマン、レイ。』

「「どうした/どうしたの？」」

『いや、特に。忙しそうだから手伝おうと思って。』

そして、向かったのは図書室。
本の整理を頼まれたらしい。

「……やっぱりママは恐ろしいよ…」

本棚に寄りかかりノーマンが言う。

「"発信器をわざと見せた"…
あれ一つで
①脅しで逃げられないこと
②発信器は壊せないこと
③飼育者は殺せないこと

いくつも僕らの動きを抑えている…」

「俺達が絶対迷うってわかってる。

そう育てたのはママだからな。」

『………』