転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人【約束のネバーランド】【男主】 (ページ20)

今日:36 hit、昨日:7 hit、合計:448,397 hit

19.『…(勉強中)…』ページ20

No side

森の奥。
3人は話し合う

「まずは三人がどこから来たのか」

「だな」

「キャロルはコニーの代わりだ、つまり商品の補充……」

「___あぁ、"孤児院"でなく"農園"なら、補充され続ける一歳児をつくるか攫うかして用意している"拠点"があるってことだ」

ノーマンに続いてレイも考察を話し出す。

「そして、あのシスターもだ」

そんなレイにノーマンが乗っかるように言う

「ママ以外の大人がいるって事実も大きいね。ここと同じ農園が他にもあるのかもしれないし、

彼ら鬼に従う大人が
"生まれた時から鬼の支配下"
なのか
"人間社会で生まれたのちに捕獲された"
のか

それだけでも出た先の世界は違ってくる」

「今、キャロルが来たのも大きいな。

他のどの子供にも痕跡がなくても、来たばかりのキャロルなならあるかもしれない。｣

そこまで話すと、レイは一息ついて続ける。

「で、問題はヴィオラだ。あいつが敵なのか、味方なのか。それ一つでここからの動きが変わる。」

それにノーマンは頷いて

「ママの見習い？みたいなものか
それとも別に農園があって何らかの問題があってこっちに移動したか。
真実を知っているか、知らないか。
この問題は今結論は出せないからこれから探っていく。」

「まぁ、どちらにせよアイツは外を知ってる。

だから目下は３つだ。」

そして、まとめるようにレイが言う

「1、大人とアイツが外を知る鍵ってこと

2、キャロルが発信機の糸口ってこと

そしてもう１つ

3、なんかやっぱママのやり口が変ってこと」

それを聞き、ノーマンは頷く。
エマは驚いたように言う

「えっちょっ何？ん！！？ごめんわかんない」

「いや、だって変だろ。わざと見せるそんでビビらす。
最初の発信機といい今回といいそんなんばっか

おかしいって明らかに何かある

"お見通し"ならさっさと見つけて即出荷！
それでいいだろ」

エマはそのレイの説明で納得したのかハッとした。

そして、レイの説明に付け足すようにノーマンがいう

「でも、ママはそれをしない
それを出来ない"理由"、あるいは"狙い"が
何かママ側にはあるってことだ」

「一体…どんな…」

「それは…わからない…」

エマの疑問に声を落として答えるノーマン

「敵の出方がわからない以上、事は一刻を争うわかるな？エマ。」

「うん！」

「俺達じゃ近寄れない」

「任せて！私がキャロルから発信機のヒント掴んでくる！」