転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人【約束のネバーランド】【男主】 (ページ2)

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1. 『…平和な日常…？』ページ2

Aside

朝6時ぴったり、ハウスの朝は鐘の音で始まる。

「みんな起きてー！朝ごはん遅れるよー！」

いつも通り、元気なエマの声が響く。
俺としては、エマのモーニングコールが目覚まし…
とか、そんなこと浮べて体を起こす。

『んー。まだ眠いな…』

独り言を零しながら重たい体を動かす。

まだ言うことの聞かない体を動かし着替えをし、年少者の面倒を見る。

周りの子たちは朝6時というのに元気いっぱいはしゃぎ回ってる。

元気だなオマエら…

ここでの暮らしもはや11年、まさか約束のネバーランドの世界に転生するとは思わなかった…

当たり前のようにこの世界でこの生活をしているものの俺には前世の記憶がある
なんで死んだのかは…別の機会に話すとしようか…

約ネバの世界で早死にするかとも思ったが…
そんなのはごめんなので努力でここまで生き繋いできた。
フルスコアなんて取ったことないけど((

『はよー、ノーマン、レイ。』

「おはよう、A。」

「おはよ、A。Aはそれ運んで」

『りょーかい』

食堂に着くとノーマンとレイが先に準備してた

挨拶をしてレイに言われたものを運んでいると

タッタッタッ、というような騒がしい足音が聞こえる

「ほっはよー！ノーマン、レイ、A！」

現れたのはフィルを背負ったエマ。
見たことのある光景…そう、今日はコニーの出荷の日
原作の最初の風景だ

「おはよう。エマ」

「ほっはよー(・・・・・)。エマ」

『おはよ、エマ』

エマに挨拶を返しながら支度を進める

「元気だねぇ、まだ朝ごはん前なのに」

「お前歳いくつだ？5歳？」

「三人と同じ11歳！こんなんだけど！」

三人の会話を耳に入れながら手を動かす。

「レイの意地悪～」

「クスッ…」

「ママまで？！」

ママの所まで行ってハグをするエマ

「ママぁ！もっかい入ってくるところからやり直す～！」

「なんで～？私は好きよ？エマのそういう所」

「中身5歳のとこ？！」

「家族全員を大切に思っているところ…」

「…ありがとう」

微笑ましい家族…ま、普通だったら…ね

漫画で読んだ会話と全く同じ会話が今ここでされている

なんか….変な感覚だな….見たことあるっていう感覚…デジャブ…っだっけ？

そう考えながら席に着く

カランカラン

「時間通りね」

ママが鐘を鳴らしてそう言った。

食事の挨拶。
皆手を合わせて心を込めてする。

「いただきます。」

「「「「『いただきます』」」」」