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ストレート2。やまひか ページ13

熱の篭った山田の瞳に見下ろされると、自分の恥ずかしい声だとか、姿だとか、もうどうでもよくなる。

『ちゃんと言ってくれなきゃ、分かんない』

言葉とは裏腹に、俺に触れる手はものすごく優しい。

愛されてるのが分かるから、山田に触れられるうちにどんどん素直になってしまう。

『いれ、て!やまだのっ、おれんナカにぃっ』

限界まで焦らされたせいで、最後の方は懇願するように叫んでいた。

『可愛い、光くんのオネダリ』

『ンあぁっ!』

一気に奥まで入ってきても、もう痛みも感じないくらいぐずぐずになったソコ。

山田の形にすっかり解れたナカは、やっと欲しかったモノを離すまいとぎちりと締まる。

『はっ、キツ…光くん大丈夫?』

『い、い…やまだ、きす…』

いつでも俺を気遣ってくれる山田に胸がきゅんとなる。嬉しくて、涙が出そうだ。

さっきまでとは打って変わって、優しい言葉と相反するように激しくなる山田の動き。

窒息しそうなキスも、ナカを抉るような山田のモノも、なにもかもが快感になっていく。

俺より小さいのに逞しい背中に腕を回していると、動きに合わせてギリと爪が食い込む。力を抜こうにも、抜けるはずがなくて。

『っ、光くん、めちゃくちゃに動いてもいい?』

ここまできてもまだ俺を労わってくれる山田に、俺が拒否する理由なんかない。

『っして?おれのこと、めちゃくちゃに、』

俺の言葉を聞いた山田の目つきが、ギラリと狼のように光るのが分かった。

身体を起こした山田は俺の脚を膝裏から抱えて、さらに奥へと突き刺した。

『やっあァっ!』

あまりの衝撃に腰が引けたけれど、逃がすまいと掴まれて、脚を抱えたままの手で俺の両手を握った。

身体を折られるような態勢が苦しいけれど、ぐちゅりと聞こえた音が、さらに俺の欲を煽った。

『気持ちいい、光くん。奥、深いね』

『ふかいの、きもちぃっ』

開いた口からは女みたいな高い喘ぎ声が出るばかり。

恥ずかしいけれど、山田が嬉しそうに笑うから。

俺はもっと、もっと、と強請るばかりだった。

真っ直ぐで裏表のない山田の言葉は、俺を素直にさせる。

子どもじゃない。けとひか→←ストレート。やまひか



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作者名:ney-ko | 作成日時:2018年1月22日 23時

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