ストレート。やまひか ページ12
『光くん。したいです。お願いします』
数秒経ってやっと意味を理解したらしい光くんは
『む、むりだ!ばーか!寝言は寝て言え!』
と顔を真っ赤にしてご飯を掻き込んだ。
それを見て、今日も平和だなと思いながらゆっくりと光くんのご飯を咀嚼した。
光くんの返事はだいたい予想出来ていたし、その後の行動だって、パターン化しているから別段驚くこともない。
慌ただしく風呂へ行った光くんを見送り、俺は皿洗い。今日のシチューも絶品だった。
『山田、皿ありがと…』
『うん。俺も風呂入るね』
いつだって細やかな礼儀を忘れない光くんは、育ちの良さがよく分かる。
ぱぱっと風呂を終えて、光くんが居るであろう寝室へ一直線。
『寝よっか』
『ん…』
電気を消して目を閉じてしばらくすると、ちょん、と引っ張られる服の袖。
『やまだ…』
『ん、なぁに?』
光くんが何を言いたいのかなんて、予想どころか確信だ。
『その、しない、の…?』
暗くてよく見えないのがもったいないけれど、きっと顔は真っ赤で瞳を潤ませているに違いない。
もう、可愛すぎ。
『光くんが嫌ならしないよ』
身体を光くんへ向けて、そっと頭を撫でる。
ちゅ、と額へ唇を寄せて、さりげなく手を腰へ滑らせるとピクンと反応する。
『俺はしたいけどね』
そう言って、固くなった自身をわざと光くんの身体に当てれば、服を握った光くんの手に力がこもる。
『…っ、して、いい』
『でも俺、我慢しないよ?』
こんな可愛い光くん相手に、1回で終わるなんて思ってもらっちゃ困る。
『しなくって、いい、から』
その言葉を聞いて、光くんの唇にかぶりついた。
『っん…は、あっ』
少し強引なくらいの方が、光くんは言うことを聞いてくれる。
両の手首をがっしりと拘束してベッドへ縫いつける。
重なった唇からは自分の息遣いと光くんの艶めかしい吐息が漏れている。
『光くん、感じてんね』
『んぅ、や、っだぁ』
耳元でわざと恥ずかしいことを言うとぶるりと震える身体。
言葉は攻めるように、でも触る手は優しくしてあげるのが、光くんは1番感じてくれる。
『ふっん、…やまだぁっ、ひぅ、』
『こんなとろとろで…どうするの?』
俺の口の中でどろりと大きくなる光くんのモノをやわやわと擦りながら舌で舐めあげる。
『美味しい…光くんの』
『やま、だ、言わなっで…』
『ね、欲しい?』
後ろを指でつんつんと触れながら、光くんの瞳を覗き込む。
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作者名:ney-ko | 作成日時:2018年1月22日 23時