検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:81,674 hit

2 ページ27

『伊野尾くんは知ってたの?』


『はぁ?なにが』


『薮くんと、マネージャーの…』


『の?なに』


『関係っていうか、』


たかきがまたなんか言い出した。そんなの俺に聞かずにやぶに聞けよ。それかマネージャー。


でもマネージャーは、たかきにはなにも言わない気がした。


『関係ってなんだよ。まさか恋人だとか言わないだろーな』


『そのまさかだったら?』


相変わらずぶっ飛んでんな、たかきの頭。


薮とマネージャーが恋人?そんな馬鹿なことあるわけないだろ。


だってあいつは事務所に雇われているマネージャー。


俺たちを1番に考えて、俺たちが1番に信用しなければならない相手。


『そんな馬鹿なことあるかよ。頭冷やせ』


『いやでもさ!あんな甘ったるい雰囲気なる?!』


確かに、たかきの言う通りやぶとマネージャーはやたら甘ったるい空気で寄り添っていることがある。


でも俺からしたらひかるだって大ちゃんだってゆうとだってやまだだって、そうだ。


そう考えるとたかきの馬鹿な考えもあながち外れてはないか。


恋人のような関係でありたいと、やぶたちが望んでいるからだ。


『お前も頼んでみれば?なってくれるかもよ、恋人』


『なにそれ、どういう…』


たかきのくだらない意地は、ノックとともに俺の前から消え去った。


「高木さん、次の現場まで送ります。伊野尾さんはマネージャーさんので行ってください」


『あいよ。お疲れ〜』


『お疲れ、伊野尾くん』


たかきからマネの匂いがプンプンすることもあるし、もうやることやってんならどうなったって同じだろ。


それを隠しもしないやぶと大ちゃんはもうとっくに割り切った関係を楽しんでいるのだろうし。


たかきだって楽しめばいいのに。


俺はもうちょっとみんなで遊びたい。

3→←紫色



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
160人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 薮宏太、高木雄也 , 山田涼介、知念侑李   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ney-ko | 作成日時:2018年5月29日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。