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圭『光くん大丈夫かな…』
慧『父さんがいるから大丈夫だよ』
裕『光くん、死なない？』
雄『死なない！死なないよ！』
ひかはほかの兄弟に比べて滅多に体調を悪くすることはない。
本当はみんな心配だから傍に行きたいけれど、お父さんが一番の薬だということをみんな分かっているから、大人しく回復を待つ。
侑『ひか、また入院するの？』
涼『また注射？』
大『俺代わりに注射してくる！』
「大ちゃんは優しいね。でも代わりに注射しても光くんは治らないの」
それくらいは僕でも分かる。大ちゃんほんとバカ。でも、誰よりも優しい。
しばらくするとお父さんが2階から降りてきた。
「光くんは？」
薮『寝たよ。やっぱり貧血っぽいな』
「そっか…光くん少食だから…誰かさんと違って」
慧『なんで俺を見るの』
けいくんは細いのによく食べるから。
でも食べる量でお母さんに言われたくない。
裕『お母さんが一番食べるよね？』
空気を読めないゆーてぃがアッサリとみんなが思っていることを口にする。
圭『ゆーてぃ！しっ！』
「へぇ〜圭人もそう思ってるんだ」
圭『えっ？！ちがっ！』
フォロー出来ないのに口出すから。圭人もゆーてぃもおバカなんだから。
お母さんと言い合いしているうちに僕たちは避難。
でも僕はお母さんが大食いなことを全く気にしていないことを知ってる。
圭人とゆーてぃ、からかわれてるだけなのに気付かない。可愛い。
僕たちは僕たちで楽しんでいるところに聞こえてきたのは、予想外の言葉だった。
圭『ごめんなさい、ママ…』
圭人のこの一言に、リビングにいた全員が固まった。
圭人は無意識で言ったんだろうけど。
裕『ママ、ごめんね』
圭人につられたのかゆーてぃまでママと呼ぶ始末。
僕たちはこっそりお母さんの顔を覗き見る。
その顔は驚いた表情のまま固まって、真っ赤に染まっていく。
「ゆーり、ゆーり」
僕を手招きで呼ぶから仕方なくお母さんに捕らわれに行く。
侑『なにお母さん、気持ち悪い』
「この辛辣…落ち着くわぁ…」
どうやら圭人とゆーてぃの『ママ』呼びにどう反応していいか分からないほど照れたらしい。
「もう圭人と裕翔が可愛すぎてどうしたらいいか分からない…」
圭人とゆーてぃはキョトンだ。でも許してもらえたと思ったのか『良かったね』なんて笑っている。
薮『ママ〜』
「ちょっと！圭人と裕翔のママに感動してるんだからやめて！」
薮『え、ひど…』
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優子 - 読みました。光君大丈夫かな？これからどうなるか？気になります。 (2017年8月23日 23時) (
レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これからどうなるか？気になります。 (2017年8月21日 17時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年8月21日 4時
