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雄『慧…慧…』

譫言のように呟かれる名前は、自分のものではないような気がした。

ただただ雄也からの愛撫を必死に目を閉じて耐えた。

嫌だったわけじゃない。

それなのに頭と身体はいつものように拒絶を続ける。

今さら好きだなんて言われても、どうやって信じたらいいんだよ。

雄也のことを考えて嬉しくなることなんてなかった。

今だって、こんなに苦しい。

雄也がどこの馬の骨とも知らない奴と一緒に居たってなんとも思わなかった。

一方的に俺を攻めたあと、雄也が自己処理をどうしてるかなんて興味なかった。

俺は、最近やっと雄也がどこで誰としてるか知ったんだ。

雄『慧…?泣いてるの?』

慧『うるさっ、お前なんかに、触られたくなぃ…』

こんなふうに泣きたくなんてなかった。

自分で自分がコントロール出来なくなるなんて、そんな愚かなことはない。

知りたくなんかなかった。なにも。

でもあの日、大ちゃんと雄也は確かに愛し合ってたんだ。

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優子 - 読みました。光君大丈夫かな?これからどうなるか?気になります。 (2017年8月23日 23時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これからどうなるか?気になります。 (2017年8月21日 17時) (レス) id: baaab4d872 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2017年8月21日 4時

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