威「だーいすき♪「へぇ」もう、照れちゃって「･･･。」ん？」

に　げみち ページ23

私はいてもたってもいられなくて視線が泳いだ



あまりにも的確すぎて自分が恥ずかしくなった







神楽「Aは小さい頃から馬鹿にされてたのも知ってるアル


馬鹿にされるのがどれほど辛いか一番知ってるのはAアル



だから、しょうがないことだけど」




神楽「逃げちゃ駄目アル」





貴方「わかってるよ」




貴方「でも、辛いんだよ」



今まで馬鹿にされてきた


お父さんが夜兎じゃないって、外に出れば馬鹿にされ、殴られて、蹴られて、抵抗できなくて


そんな姿をまた馬鹿にされて



貴方「誰も本当の私見てくれなくて…っ」


「弱い夜兎」としか見てくれなくて





神楽「なんで分かってるのに、本当の神威見ないアルか？」

貴方「それは…」





ポタッ





貴方「比べられるのが…嫌だった



誰よりも強い神威と誰よりも弱い私



つりあわないって言われて傷つきたくなかった…っ」






…最近泣いてばっかりだな

神楽に頭をなでられると余計涙が零れ落ちた

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