ピアノ (ページ15)

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卒業式も終わり、学校も冬休みに入り次年度の準備などで学校に来ていた。

卒業式にばったり会ってしまったユンギ。

あれから何もなく、夢だったのかも…と思うくらいだった。

最後に見たあの寝顔からは想像できないくらい大人っぽくなってたけど、

やっぱりユンギはユンギのままだった。

あの一瞬だけで、幼い頃からのユンギとの思い出が蘇って…

夢に出るほど…

「はぁーーー」

SR『A、A！！ため息ばっかついてないでーー！！聞いた？バンタンの新曲？？』

どこから現れたのか…ピアノ室で資料の整理をしていたら今日も元気なソラがやってきて、スマホを見せてきた。

ソラのスマホにはバンタンの新曲のPVが流れていた。

「………？」

SR『やばいよねー！！もう、最初のナムジュンのポコシプタ…がちょーーーイケてる！！！』

相変わらずのナムジュンペンのソラのテンションすら気にならないぐらい気づいたことがあった。

そのバンタンの新曲があのヒョクじぃの作った「春の日」をアレンジしたような曲だったのだ…

「ソラ？これ作ったの誰？」

SR『えーーっと…』

とスマホで何やら調べ始めるソラ。

SR『えっとー、作曲ミンヒョクテって書いてあるー！！ちなみに編曲と作詞はユンギとかナムジュンも書いてあるよ～』

ミンヒョクテ……

ヒョクじぃだ…

「この曲の名前は？」

SR「春の日」

やっぱり…ヒョクじぃの作ったあの曲だ。