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結局ソラに手を引かれ、入り口のホールへ…
ホールはたくさんの報道人とペン達でごった返していた。
なんとか隙間からチラッと見えた場所には、防弾少年団の7人が笑顔で撮影に答えていた。
SR『ナムジューーン!!スタイル良すぎ、かっこいいーーー!!!』
初めて見る彼らに大興奮のソラ。
SR『A、A!!今ユンギがこっち見なかった??あ!ちょっと笑ったし!!』
確かにこっち見てたし、笑ったし…そのユンギの一連の動きに騒がしいソラ。
撮影をし、ジョングクくんとジンさんが何か話してあっという間にいなくなってしまった。
持っていた花束は、人ごみにもまれちょっとしおれてしまっていた。
その時、久しぶりに会ったユンギとの、住む世界の違いを改めて突きつけられたような気がして、
しおれた花束と同じような気持ちだった。
それからソラと職員室に帰り、終礼を終え仲のいい職員たちで飲みに行った。
MN『今年度もお疲れさま〜かんぱーーーい!』
と、ミノ先生の乾杯を合図に、各自頼んだビールや焼酎で乾杯をする。
私もマッコリを片手に同僚たちと乾杯をして、学校の話や校長の面白い話で盛り上がっていた。
6時から始まった飲み会も、1時間もたつとだんだんお酒も周り始め、踊る人や歌う人…
ますます盛り上がっている中…
SR『A、A!!見て見て〜ナムジュンが可愛いのーー!!』
違うテーブルにいたソラが隣に来て、スマホを見せてくる。
画面を覗くと…真っ白な部屋で音楽に合わせて踊るナムジュンさんと……ユンギ!?とメンバーが映っていた。
はぁ…なんで今日はこんなにもユンギを見るんだろう…と思いながらもソラが嬉しそうに話すから、しばらく一緒にその謎の動画を見続けた。
SR『なんかユンギテンション高い〜、よく笑ってるし〜!!』
ユンギという言葉に敏感に反応してしまう自分がいた。
あーもう、本当今日は何なの…
色々な感情が入り乱れて、美味しいお酒もあまり進まないまま…
慌ただしい1日が終わった。
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みく@企画垢(プロフ) - オリジナルフラグを外してくださいね (2017年7月17日 19時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kinaco | 作成日時:2017年2月7日 23時