検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:212,113 hit

#21お散歩 ページ21

.









散歩がてらに公園まで歩く。




ふっかは、喋ろうとしなかった。ついてからしゃべるのか。





時折ふっかの横顔をチラ見しながら歩いた。



すると、ふっかと目があった。





『なに?』





優しくそう言うふっかに、私は少し戸惑ってしまった。






「や、なんも……」





そういってそっぽを向くと、それっきり喋らなかった。





そして、公園に着く。



ベンチに座ると、ふっかが『俺、ブランコ行きたい』って言ってブランコに行った。




少し、離れた距離の2人。







「…話したいことってなに?」





単刀直入にそう聞くと、ふっかは頭をかいた。照れた時によくする動作だ。



なにに照れてんだよこいつ。




口を開いたふっかは、すごいしょうもないことを口にした。








『…ごめん。勝手に抜けたりして』





ふっかは、おんなのこの扱い分かってない。





「…ふっか、それは私以外に行ったほうがいいよ。」






落ち着いた表情でそういえば、ふっかは「うん」と言った。



…話したいことはそれだけ、か。



少し期待していたものが落ちる。なにを期待してたの私は…?







「じゃ、行くから」




そう行ってベンチから立ち上がると




『まって』




そういって、ふっかが立ち上がって引き止めた。



ゆっくり振り返る。




「なに」




少し冷たい声が出たかもしれない。



ふっかが少しひるんだ。





『いや、…なんも無いけど…さ、おれ』



「うん?」





意味がわからなくて聞き返す。なんもないなら帰っていいじゃない?






『おれ、お前のことちょっとは女の子扱い、するから』




「は?」




『だから、俺のこともちょっと男として見てくんない?』




「へ?」






うーん、最後まで聞いても意味がわからなかった。




どういうこと?女の子扱い?男としてみる??





わからなくて、とりあえず「うん」と返すと、ふっかはガッツポーズ。




…なんなの?




満足そうに、「んじゃ帰ろ」って手を差し出してきたので握れってことかと思って握る。







「ふっか、あったかい」



『心優しいからね』





絶対嘘







.

#22お説教→←#20捜索



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (266 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1442人がお気に入り
設定タグ:深澤辰哉 , SnowMan , SixTONES   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美涼 - 更新頑張ってください。 (2020年3月18日 12時) (レス) id: 1ff24063f5 (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 小説面白いです!更新楽しみにしています!頑張って下さい! (2020年2月28日 23時) (レス) id: c558c0fdfb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年8月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。