＃１２スパルタ ページ12
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「ふっか、そこもっとしなやかに！」
「ラウールもうちょい肩の力抜いて〜」
「阿部ちゃんちょっとカウントずれてる！」
「ひかるくん顔怖い！」
わたしの指導は口うるさい。去年やってたダンススクールの生徒にも言われた。
その分上手くなるからいいけどね！って。
そのときの癖で、ぐちぐちと口を出してしまう。
１回目が終わり、総評を一回一回言うのがお決まりらしい。
「えー…っと、
目黒最初間違え気味だね。
あとラウールは手足長いんだからもうちょいのびのび踊っていいよ。緊張しすぎ。
阿部ちゃんはたまーにカウントずれてるかな。
向井は良くも悪くもないけど、もうちょっとキレ良くしたら完璧だね。
ひかるくんは顔が怖い。あとだて様も。笑顔ね、笑顔！
ふっかは、キレッキレしすぎかな…もうちょいしなやかに踊って。
渡辺と佐久間は言うことなし。」
一人一人にアドバイス。
佐久間くんと渡辺くんは褒められたのが嬉しかったらしく、いえーいとハイタッチしている。
ふっかはちょっと悔しかったのか、真顔のまま。
するとある提案をし出した。
『…A踊ってみて。上手いんでしょ？』
「は…？」
いきなりのふっかの言葉に驚く。
…こいつ負けず嫌いだった。
いやらしい笑みを浮かべているふっか。やってやろうじゃないか！
「…わたしみんなみたいに上手くないけど、いい？」
阿部「見てみたいかも！」
ラウール「僕も！」
じゃ、お願い。って言って渡辺くんにlock on!を流してもらう。
しなやかに。
笑顔。
リラックスして。
カウントよく考えて。
キレよく。
わたしが言った言葉を一つ一つ忠実に再現していくつもりで。
そして最後のイントロが流れ終わり、わたしはペコっとお辞儀した。
そのとたん、ふっかが掴みかかってくる。
「え何々超こわい！！！」
『うますぎ！！無理だわこれ俺叶わない！！』
突然の褒め言葉に、呆然。
そのふっかの言葉を機に、周りはSnowManのみんなで取り囲まれた。
目黒「尊敬します！」
ラウール「え、どこで覚えたの！？ダンス、まだyoutubeで公開してないのに！」
「え、ふっかに教えてもらって…さっき」
渡辺「は！？さっき！？」
佐久間「やばいでやんすね！」
SnowManのみんなはいい子だ。１人除いて、ね。(ふっか)
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美涼 - 更新頑張ってください。 (2020年3月18日 12時) (
レス) id: 1ff24063f5 (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 小説面白いです！更新楽しみにしています！頑張って下さい！ (2020年2月28日 23時) (レス) id: c558c0fdfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2019年8月15日 21時
