[BL]普通に生活していたらSな先輩に弱みを握られてしまった。

第三話 ページ5

連れてかれた場所は、屋上。


階段辛かった。


屋上に入っていいかは無視しよう。


屋上には誰も居なかった。


北島先輩は適当に座ると、パンの袋を開け出した。


『なんでわざわざ女子を断ってまで俺を連れてくんですか...』


素直に思ったことを聞いたら、


玲「え?何かあったらパシリに使えるでしょ?


あと俺基本的にそこまで誰かと一緒に食べたいって思わないし。」


俺誘われた意味。


『先輩一人でいたいタイプですか...』


パンにかぶりついている先輩に聞く。


ごくりとパンを飲み込んで、


玲「んー、そうかな?一人でいるほうが好き。」


俺誘われた意味。(二回目)


別に一人で食べようとしてたし良いんだけどね...


玲「俺の噂とか聞かない?」


『え?』


そこまで...いや聞くな...


『聞きますけど...何でですか。』


玲「俺結構校内で有名だと思ってたんだけどなぁー...


とある噂に、[北島玲太は本当に好きな人としか一緒にいない]って噂があるんだよ。」


俺はパンを食べながらその話を聞いていた。


それを飲み込んだ瞬間、


『それって友達としてですか...恋愛的な意味じゃ...』


玲「恋愛的な意味だよ?」


俺はそのとき飲んでいたお茶を吹き出しかけた。


北島先輩はいつものようにニコニコ笑っていた。

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