あの人の体調不良

8話 和也side ページ9

コンビニが近くにあるなら、その中に
あるトイレまでは我慢できるかもしれない。
そこまで我慢できれば、どこも汚すことは
ないから、せめてそこまで…



相葉「どしたの？なんかあった？」


俺や潤くん、スタッフさんの動きが
慌ただしくなってきたからか、
こっちの様子に気付いた相葉さん。


松本「あ、相葉さん……ニノがね…」


俺の代わりにことの成り行きを
話してくれた潤くん。


相葉「具合悪かったの？…大丈夫？」

松本「…あっニノ、着いたよ。降りれる？」


ゆっくり歩いて、外へと向かう。
……あと少し…あと少しだけ……。


相葉「ほら、降りよ？」


心配してくれたのか、なぜか相葉さんも
俺の手を引いて、外へ連れてってくれる。


コンビニのトイレはもう、すぐそこ。
あと少し我慢すれば………





でも、俺の身体は言うことを聞いて
くれなかったんだ。






二宮「…っ……げほっ！…っえ………」


相葉「あっ！…大丈夫？出しちゃって
いいからね…。苦しかったでしょ…」



ついに吐いてしまった。

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