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7話 和也side ページ8

二宮「………ん…」

何とも言えない気持ちの悪さで
目が覚めた。

…時計を見ると、だいぶ時間は過ぎていて。
軽く1時間は寝ていたようだ。


二宮「……酔ったかな」

胃の不快感は、寝る前よりもさらに
強くなっていた。

“吐くかもしれない”

そのことが頭をよぎる。
でも、バスの中でそんなことはしたくなくて。
体を動かして、できるだけ楽な体制を探した。






けれど、その甲斐虚しくどんどん強く
なってくる吐き気。

生唾も出てきて、限界は近くなってきた。



二宮「………潤くん……」


俺はもう、どうしようもなくなって
隣で音楽を聴いている
潤くんに助けを求めたんだ。


松本「……ん?ごめん、どした?」


呼ぶだけじゃ気付いてくれなかったから
手を伸ばして、肩を叩いた。


二宮「…気持ち悪くなっちゃって…
どっかコンビニとか寄れないかな…?」

松本「気持ち悪い?……吐きそう?」

二宮「…ううん、大丈夫。でも、一応
トイレ寄りたくて……」


ほんとはもう、すぐにでも吐いちゃいそう
だったけど、あまり心配をかけたくなくて
“一応”なんて言ってしまった。


「ちょっと待ってて。スタッフさんに、
停まれるとこないか聞いてみくる」

って、すぐ聞きに行ってくれた潤くん。
優しさがありがたかった。


二宮「……っ…ん…………」


俺はというと、本当に、ほんとーに限界。
さっきから苦いものが上がってきていて
それが出てこないようにするのに
必死になってる。


松本「ニノ。あと200mくらい先に
コンビニあるから、そこ寄ってくれるって。俺も行こうか?」


我慢しすぎているせいで、足がガクガク
して1人じゃ歩けなかったから
潤くんに一緒に来てもらうことにした。

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神楽 - kammostsluvamosさん» 合格おめでとうございます!(遅くてすみません) (2021年3月13日 23時) (レス) id: e7442ea585 (このIDを非表示/違反報告)
kammostsluvamos(プロフ) - 更新楽しみにしてます^^ (2018年7月31日 8時) (レス) id: c4f9a481e0 (このIDを非表示/違反報告)
和奈 - 更新楽しみにしています(^ ^) (2017年3月3日 21時) (レス) id: 1e513f552c (このIDを非表示/違反報告)
ちょび(プロフ) - 更新楽しみに待ってました!高校卒業と大学合格おめでとうございます!! (2017年3月3日 0時) (レス) id: f0857a52ae (このIDを非表示/違反報告)
レモン#♪ - Emmaさん» ありがとうございます(^^)更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年3月1日 21時) (レス) id: 465f21e630 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモン#♪ | 作成日時:2016年1月5日 7時

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