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1話 潤side ページ1

松本「ニノ、着いたよ。降りれる?」



ロケ場への移動中、具合が悪くなって
しまったニノ。

急いでスタッフさんに伝えて、近くの
コンビニに停まってもらうことにしたんだ。



相葉「ほら…降りよ?」


翔くんとリーダーが寝てるから、
起こさないように静かに降りる。

相葉さんに手を引かれて車を降りたニノは、
両足が地面についた瞬間、しゃがみ込んで、
ついに吐いてしまった。



相葉「あっ!大丈夫?…出しちゃって
いいからね…」



優しく声をかけて、背中をさする相葉さん。

俺は少し驚きながらも、急いで車の中へ
戻ってタオルや水、袋を持ち、ニノの所へ
駆け寄った。



松本「相葉さん、これ。今からでも
使ったほうがいいよ…」

相葉「お、ありがとー。…ニノ?これ、
自分で持てる?」

松本「あ、いいよいいよ。俺が持ってて
やるから。」



まだ苦しそうに吐いちゃってるニノ。


俺が袋を持って、相葉さんが背中をさする。
この状況に気付いて、数名のスタッフさんが

「手伝いましょうか?」

なんて言ってくれたけど、人手は足りていた
から。お礼だけ言ってバスに戻ってもらった。


あんまり人がいても、ニノが構えちゃう
だろうしね。



二宮「…ぅ……っ………げほっ!」



ニノの様子を見て

「我慢してたんだねぇ…」

って言う相葉さん。
確かに。車から出てすぐ戻してしまう程
具合が悪かったはずなのに、具合が悪いと
俺らが聞いたのはついさっき。
それまでは一言も「調子が悪い」なんて
言ってなかった。



松本「…お。落ち着いてきた?」



これまで、全身に力を入れて背中を波打たせていたニノが、ふうっと息を吐いて力を緩めた。



二宮「……ごめ…。…片付けてくる…」



ニノは自分が戻してしまったものを、コンビニのトイレに流してくる。と言って
俺が持っていた袋を手に取って立ち上がった。

でも。
あまりにフラフラしていたから、
思わず相葉さんと2人で、慌てて静止させた。



相葉「ちょっと!危ないって!
……俺、行くから。ね?」

二宮「でも……ここも片付けなきゃ…」



ニノは、汚れたアスファルトに目線を
移した。



相葉「大丈夫。俺と松潤でやるからさ。
少し休みな?顔、真っ白だから。
…辛いでしょ?」

松本「片付けは心配しないでいいからさ。
ちゃんと休んで?」

二宮「…………ありがと……」


今にも倒れてしまいそうなニノを支えて
車へ乗せた。そして、コンビニで袋やゴム手袋などを買って、掃除を始めた。

2話 潤side→



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神楽 - kammostsluvamosさん» 合格おめでとうございます!(遅くてすみません) (2021年3月13日 23時) (レス) id: e7442ea585 (このIDを非表示/違反報告)
kammostsluvamos(プロフ) - 更新楽しみにしてます^^ (2018年7月31日 8時) (レス) id: c4f9a481e0 (このIDを非表示/違反報告)
和奈 - 更新楽しみにしています(^ ^) (2017年3月3日 21時) (レス) id: 1e513f552c (このIDを非表示/違反報告)
ちょび(プロフ) - 更新楽しみに待ってました!高校卒業と大学合格おめでとうございます!! (2017年3月3日 0時) (レス) id: f0857a52ae (このIDを非表示/違反報告)
レモン#♪ - Emmaさん» ありがとうございます(^^)更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年3月1日 21時) (レス) id: 465f21e630 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモン#♪ | 作成日時:2016年1月5日 7時

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